製剤機械技術シンポジウムに登壇しました!【イベントレポート】

て【第23回製剤機械技術シンポジウム】に代表の金澤と運営メンバーの岡田が登壇しました。

このシンポジウムは「SDGs視点からの未来の製剤技術」をテーマにしたもので、会場やリモートで100名以上の方が参加されました。

アンリーシュは、医療的ケア児の取り巻く環境と当事者の声や現状、当事者家族が抱える悩み」について発表してきました。

第23回製剤機械技術シンポジウム

第23回製剤機械技術シンポジウムのテーマは「SDGs視点からの未来の製剤技術」です。

17のSDGsより3つのゴール「3.すべての人に健康と福祉を」「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」を縦軸とし、「課題」「技術」「ソリューション」を横軸としてプログラムが企画されています。

医療・福祉の最前線を走る方々からの、現在の取り組みに関する講演や、AIのビジネス活用の最新動向・健康人生100年時代に挑む「空間×ヘルスケア」など多様な観点からの発表が続きました。

その中でアンリーシュからは、「医療的ケア児とは?」「実際に胃ろうを行いながら小学校に通う女の子の実例」についてお話させていただきました。

 医療的ケア児の認知向上

金澤
医療的ケア児という言葉を聞いたことある方いらっしゃいますか?

と聞くと、20人くらいの会場で手を挙げた人は3人程度。
皆さん何となくイメージはあっても、「医療的ケア児」としてくくり(概念)ではあまり考える機会がなかった様子。

そこで医療的ケアという言葉の意味合いからお話させていただきました。

医療的ケア児の取り巻く環境や、家族が直面する困難について説明しました。

スライドを使いながら、医療的ケア児の現状を紹介しました。

医療的ケア児は、身体障がいや知的障がいの有無に関わらず、生きるために医療的ケアを必要とする子どもたちのことです。
特に病院以外で医療行為を行っている子どもたちを指します。

医療的ケアとは、医療行為の総称です。

経管栄養経鼻胃ろう・腸ろう)、在宅酸素、人工呼吸器、痰の吸引、複雑な服薬管理、導尿、血液中の酸素飽和度など様々な種類があります。

一言で医療的ケアと言っても、歩ける子どもから重度心身障がい児まで幅広く、抱えている障がいや取り巻く環境、家族が直面する困難はさまざまです。

お家で暮らす医療的ケア児の生活

医療の進歩により今まで救えなかった命が救われるようになり、医療的ケアをしながら成長している子どもたちが増えてきています。

現在、日本国内には約2万人の医療的ケア児がいます。今回は、その中でお家で医療的ケアをしながらもお友だちと楽しく遊んだり、お勉強をしているアンリーシュフレンズのちーちゃんの日常をご紹介しました。

YouTube「アンリーシュ日記」↓

医療的ケア児保護者の現状

厚生労働省の調査によると、医療的ケア児の保護者の6割以上が「いつまで続くかわからない日々に強い不安を感じている」と回答されています。「社会から独立している」と感じる保護者も5割以上。

情報不足や慢性的な睡眠不足などさまざまな不安を感じているご家族が多くいます。

また、9割以上の家庭で、医療的ケア児の母が介護を主に担当しています。主たる養育者である母親の約7割は就業しておらず、医療的ケアを独りで担っているケースも10.9%存在し、暮らし向きが「大変・やや苦しい」と回答した人は42.0%にのぼります。

乳児期から幼児期、学童期など、子どもが成長するにしたがい家族の悩みは変化していきます。

医療的ケア自体に着目しすぎず、その子のライフステージに併せたサポートが重要であることをお話させていただきました。

医療的ケア児の日常と家族の夢

後半は、医療的ケア児家族の日常を知っていただこうと、アンリーシュ運営メンバーの岡田がリモートで、『動ける医療的ケア児あいちゃんとの日常』を紹介しました。

あいちゃんが出演しているYouTubeはこちら

あいちゃんの生い立ちや、学校生活・毎日の医療的ケアなど、医療的ケアをしながらの日常についてスライドを使い説明しました。

また、毎日の服用しているお薬に対する困りごとや、動ける医療的ケア児を育てて感じている福祉制度への願いも〝多種多様な医療的ケア児のその子に合わせた福祉を〟というテーマで発表しました。

最後に『お出かけをするのが大好きな我が家。今まで医療的ケアをしながら色々な所へ家族でお出かけをしています。その中でも子どもたちは水族館が大好きで、毎回行った水族館で記念バッチを作っています!〝いつか全国の水族館の記念バッチを集めよう!〟それが家族の夢です。』と医療的ケア児を育てながら前向きに子育てをしている様子を紹介しました。

最後に

今回、SDGs視点からの未来の製剤技術というテーマで様々な講演者様のお話を聞かせていただきました。

様々な専門家の方が、世界の未来を明るくするために歩を続けていることを知ることができ心強く感じました。

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アンリーシュは、快適すぎて動けなくなる魔法のソファ「Yogibo(ヨギボー)」を展開する株式会社Yogiboが運営する「TANZAQプロジェクト」に採択されました。

TANZAQとは、社会課題に取り組む団体に、Yogiboが広告出稿することで共に持続的な社会課題の解決を目指すプロジェクトです。

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