医療的ケア児が保育園から小学校に上がるときの課題について考える

この記事は、アンリーシュ代表の金澤の長女(なおちゃん、5歳)が来年(2020年)就学するに向けて、親の活動記録をインタビュー形式で綴ったものです。

金澤は、子供に医療的ケアがあっても、「母子分離」「普通小学校」への就学を希望しています。しかし居住の地域社会では前例がありません。

それでもわずかな可能性にかけて活動を続ける金澤の様子をインタビュー形式でお届けいたします。

 

学校と市区町村に話を聞きに行く

竹内
娘さん(なおちゃん)の小学校入れるのかな?と考え始めたのはいつ頃?
裕香
2歳半から3歳くらいかなー。周りのママたちが小学校はとても大変だと言っていたんだよね。
竹内
今、就学相談活動を活発にやっているけど、具体的には何やってるの?
裕香
地域の近くの小学校(特別支援学校)に見学に行ってます。
竹内
どんな話聞いてきたの?
裕香
前半は学校説明会。学校時間はこんな風に過ごすよとか。授業の大半は生活指導が中心でした。

そのあと授業の見学をしてきました。児童が絵を描いたり、体のリハビリをしている様子や給食の様子をみてきました。

竹内
全学年で何人くらいいる学校なの?
裕香
その学校は小中高一貫で、150人くらいいる学校でしたね。バスがたくさん停まってて、みんなそのバスで通学しているみたい。

竹内
なるほどね。他にはどんな活動しているの?
裕香

それ以外には普通小学校に電話して「医療的ケアがあるけど、母子分離で通わせてほしい」と伝えて面会をお願いしました。

竹内
どうだった?
裕香

面会はしてもらえましたが、まだ区の普通小学校で医療的ケア児を受け入れた実績がないと言われました。小学校もバリアフリーではないし色々難しそうでした。じゃあどうしたらいいですか?と尋ねたら「市区町村の教育支援部を通して要請がきたら(努力義務だけど)検討する」と言われましたね。なので今度、市区町村に相談しに行ってきます。

竹内
なるほど、大変だね。
裕香

その他、学校が終わった後に行くことができる放課後デイサービスにも見学に行く予定です。

母子分離の就学を実現させるために

 

竹内
母子分離の就学に向けて今後どんな活動するの?
裕香
いやー。まだ全体像がわかっていないからどう動いたらいいのか把握できていないんですよね。

私が直接、学校に掛け合ったほうがいいのか、区の教育課に相談に行ったほうがいいのか、はたまた都に相談したほうがいいのか、そういうのもどこから話していったらいいかわからない。

各方面に電話していっても、「はあ、詳しくはわからないので・・・」みたいな対応されることもある。

竹内
なるほど。何からやっていけばいいかわからないというのは、他のママたちもぶつかる壁かもしれないね。
裕香
私は母子分離で小学校に通えることを模索しています。今住んでいる地域でそれが不可能なら引っ越しも視野に入れているから、今住んでいる市区町村以外の情報収集もしていく予定です。

竹内

引っ越すにしてもそれはそれで新たな問題が生まれてくるね。

裕香

はい。引っ越し代などのお金も問題もあるし、地域にすんなり溶け込めるかも不安。まあでもやるしかないと腹をくくっています。

 

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社会や行政において、前例のない取り組みをやるのがいかに大変か・・・。

それをわかっていながらも自分のビジョン実現のために今後も活動を続けて行く金澤を応援するとともに、その活動記録をアンリーシュにて発信していきます。

第2話はこちら

医療的ケア児 が普通学校に通うために教育委員会と面談する

2019年7月8日

 

 



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医療的ケア児や難病というのは、人数が少なくそもそも知らない人が多いです。なので、一人でも多くの人に知ってもらう事が大切だと思っています。

アンリーシュYouTubeチャンネルの登録者数を1万人にして、多くの人に知ってもらいたいと思います。
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