在宅酸素療法を使いながら旅行へ行こう!~宿泊手続き編~

おでかけ大好きこぐまま(@kogumamakumako)です。

娘は退院してから約一年間にわたり、24時間在宅酸素療法のお世話になっています。

在宅酸素療法

在宅酸素療法とは

2019年3月16日

「医ケア児でも、できるだけ普通の子と同じようにお出かけに連れていってあげたい。病院では絵本の中にあったものを実際に見せてあげたい」という思いから毎日、毎週どこかへ娘を連れていっています。旅行も帰省も、出産前とほとんど変わりなく出かけていますよ!

しかし、こんな疑問、ありませんか?

ママ
  • 在宅酸素療法を使っているけれど、泊りがけで帰省したい…
  • 在宅酸素療法を使いながら宿泊旅行っていけるのかな??
  • ボンベだけじゃ足りない…家に設置してある酸素濃縮器を持ち運びするの!?

大丈夫です!今回は在宅酸素療法を使いながらのお出かけ~宿泊手続き編~をご紹介したいと思います!

日常のお出かけ編はこちらもご覧くださいね!

【医療的ケア児の日常】在宅酸素を使いながらのお出かけ

2019年3月25日

旅行支援サービスって何?

今回は私が利用している帝人在宅医療の例で紹介します。他の業者でも旅行のためのサービスがありますが、名称やサービス内容が違うのでご了承ください。

旅行支援サービスの手続きをすることで、在宅酸素の業者が

  • 滞在先・宿泊施設(帰省先、ホテル等)に酸素濃縮器を事前に設置
  • 滞在先へ替えの酸素ボンベやカニューレを設置

しておいてくれます。そして後日回収まで行ってくれます。

医ケア児はただでさえ荷物が多いですから、とっても助かるサービスです!

宿泊施設に設置されている酸素濃縮器、替えのボンベ、カニューレ

旅行へ行く前に確認すること

主治医に旅行へ行く許可をとっておく

外出の許可はあっても、宿泊を伴う旅行となるとまた話は変わってくるので、事前に主治医に「宿泊を伴う旅行に行こうと思っているのですがいいですか?」と確認をとっておきましょう。

その際我が家が言われたのは、冬場でもあったので

  • 感染症予防のため、自家用車でなら大丈夫
  • 混んでなくて、近場なら…(具体的には人が密集する観光地でなければOK。移動距離もも2~3時間なら)

という2点でした。この時点では口頭確認で大丈夫です。また、予定している時期に大事な検査などが入らないかも確認しておいてください。

移動について

公共交通機関を使用する場合
  • JR、その他電車、バス、タクシーなどすべて基本的には持ち込める酸素ボンベは2本まで
  • 船舶:2本まで。船長の許可が必要で乗船前に申し出が必要
  • 航空機:機内で使用する酸素ボンベは航空法により1容器あたり5キロ以下。航空会社によっては機内持ち込みができない。おおむね2週間前までに問い合わせと手続きが必要。その際、所定の診断書などの提出が必要

詳しくは 社団法人 日本呼吸器学会指導 一般社団法人日本産業・医療ガス協会作成 「公共輸送機関内における医療用酸素級について」を確認してください。

こう見ると、特に航空機での移動についてはかなりスケジュールを意識して計画をせねばなりません。事前に医師や業者さんと相談しておくことがとても重要です。

また、すべての場所において火気厳禁です。喫煙車両や喫煙場所は必ず避けるように予約しましょう。

自家用車を使用する場合

酸素ボンベは 高温・炎天下の車内、直射日光、水気・湿気を避け、火気厳禁です。

特にこれからの夏場の車内での保管はできませんので気をつけてくださいね!

 

「旅行支援サービス申込書」の確認

主治医と在宅酸素業者さんとのやり取りが主です。

こぐまま宅が利用している帝人在宅医療の場合は、「旅行支援サービス申込書」に記入し、事前に医師の許可を得たうえで業者に提出すると宿泊の手配してくれます。

この申込書は

  • 事前説明の時にもらった説明書などに同封されているものをコピーして使う
  • 電話をして取り寄せる(この場合返信用封筒もいただけました)

の2種類の取り寄せ方法があります。ちなみにこういうものです。赤線で囲まれた部分を記入して送ります。

宿泊手続きのスケジュール

移動と旅行支援サービス申込書の確認ができたらいよいよ手続きです。

大まかなスケジュールは旅行日当日から逆算して考えると次のようになります。

<1か月以上前に>

  • 旅行日程の決定、予約
  • 旅行支援サービス申込書の起票
  • 医師へ確認と旅行支援サービス申込書への捺印
  • 飛行機の場合の各種申請書や所定の診断書の準備(特に診断書は医療機関にもよりますが時間がかかります)

<14日前までに>

  • 飛行機などの申請完了

<10日前までに>

  • 帝人在宅医療への旅行支援サービス申込書の発送完了

宿泊施設を予約する

日程が決まったら先に宿を予約します。日程と宿が決まっていないとこの後の申請ができないので先にこちらから!

宿については特に形式を選ぶ必要はありません。ちなみにこぐままはいままで

  • 旅館
  • バンガロー、コテージのような施設
  • リゾートホテル

を利用しましたが、特に「絶対これ!」というものはありませんので安心してください。予約もわざわざ電話等ではなくて、じゃらんなどのwebサービスからの予約で大丈夫ですよ。

初めての旅行で心配…という方はミキハウス子育て総研が赤ちゃん歓迎のお宿・ホテルをウエルカムベビーのお宿として認定しているので、参考にしてくださいね。

ベビーベッド、ミルクの調乳用ポット、ベビーソープ、おむつ用ゴミ箱などのベビー用品の貸し出しを行っていたりしますので、ただでさえ荷物が多くなりがちな在宅酸素療法使用者には特に便利かもしれません!

日程とお宿がきまったら、先ほどの「旅行支援サービス申込書」の利用者記入欄に記入します。

主治医に書類を記入してもらう

利用者記入欄に記載した申込書を持って外来へ行きます。我が家の場合は診察の際にお願いしてサインをしてもらっています。

主治医記入欄と書かれたところを確認してもらい、記入をお願いします。

在宅酸素業者へ依頼する

旅行支援サービス申込書を旅行の10日前までに発送します。

業者に申請書が到着すると、業者の担当さんから電話がかかってきます。確認されるの3点です。

  1. 業者から滞在先に酸素濃縮器を設置する依頼の電話を入れること。
  2. その電話の際にいつ設置をするかの打ち合わせもしてくるということ。(だいたい前日搬入です)
  3. 替えのボンベの容量と本数をどうするかということ。

上2点については業者がしてくれるので、「わかりました」と聞いておけばそれで大丈夫です。場合によっては「滞在先に使用者からも一声かけておいてほしい」と言われる場合がありますので、その場合は滞在先にこちらから一報を入れておきましょう!

3点目は持っていくボンベの数や使用時間を考え、次の日の予定でどれだけ必要になるかを考えてお返事しましょう。

家族
1日目は11時出発15時到着予定→4時間分消費(渋滞なども考えて移動時間は多めに見積もっておく) 

チェックイン後17時ごろまでお出かけをする→2時間分消費 お風呂や食事で部屋を離れるとき→約2時間消費

1日で最低8時間は使う。お出かけにも使うので12時間持つ大ボンベは重たい…よし、6時間持つ小ボンベ2本を持っていこう。

帰り用にも同様に6時間ボンベ2本を置いてもらったら大丈夫かな?これで宿泊の準備はばっちり!楽しみだなぁ!

まとめ

いかがでしたか?

計画や申請は大変ですが、在宅酸素があっても同じように旅行や宿泊を楽しむことができます。我が家は実際にこのサービスを利用して何度か宿泊を伴った旅行を楽しんでいます。日常とはまた違った風景におこさんもとっても喜ぶのではないでしょうか!