【アンリーシュ作文コンテスト2020】結果発表! 2020年ありがとうございました!

アンリーシュにとって、2020年の大きなチャレンジになった、初めての試み アンリーシュ作文コンテスト2020

作文を書いて送って頂くという、少しハードルの高いチャレンジ。

皆、送ってくれるかな?応募が0だったらどうしよう…

という、ドキドキした不安の中スタートしました。

クラウドファンディングオンライン記者会見・5時間生ライブとたくさんの新しいことを手探りで進めた結果、85作品が集まりました。

どれも涙なしには読めない、心が動かされる体験談ばかりでした。

その中から、受賞作品12作品をご紹介します!

アンリーシュ作文コンテストとは

開催の背景

アンリーシュは約2年間、メディア運営を通して医療的ケア児家族の「声」を届ける活動を行ってきました。

その活動の中で、「知らないことが知れてよかった」と喜びの声をもらう一方で、「お互いのことを知らない」ということが、想像以上に大きな壁になっていると感じる出来事がたくさんありました。

「知らないから」「前例がないから」たったそれだけのことで、社会から受け入れられず、家族の中で問題を解決しない、そんな人達とたくさん出会ってきました。

そんな現状を変えたい。

この作文コンテストで家族と社会を繋ぎ、助け合いを生むきっかけにしたい そんな思いからこのコンテストはスタートしました。

開催概要

名称 : アンリーシュ 作文コンテスト2020

作品テーマ :「私達の絆〜コロナ時代の今、あなたに教えてもらったこと〜」

主催 : NPO法人アンリーシュ

後援 : 厚生労働省、全国医療的ケア児者支援協議会、横浜市

協賛・協力:
エス・エム・ディ株式会社
花王株式会社
EAファーマ株式会社
株式会社メディキッズ
株式会社カーキュート
ハフポスト日本版
コニカミノルタ株式会社
公益財団法人 お金をまわそう基金

審査員

公平な審査を行うため、様々な分野で活躍される方に審査員をお願いしました。
活躍する場所は違えど、どの方もアンリーシュ が大切にしている「当事者の声が社会を変えていく」という想いに共感し、それぞれの場所で体現している方達です。

医療法人財団はるたか会 理事長 前田浩利 様

ハフポスト 日本版 副編集長 泉谷由梨子様

東京都議会議員 龍円あいり

ママ界のエンターテイナー バブリーたまみ

エス・エム・ディ株式会社 三尾さなみ様

受賞作品の紹介

グランプリ

当事者部門 「おふくろへ」 こまつざきくん

~審査員からのメッセージ~
ハフポスト日本版 副編集長  泉谷由梨子 様

「お袋」への感謝と愛に溢れた作文でした。

また、途中から執筆環境が明かされ、「お袋」の気持ちが、感動を呼ぶとともにどのような生活状況なのかの理解も深まる部分が文章としても秀逸だと感じました。

どうか二人とももっと長い時間を共に生きて、幸せに暮らして欲しい。

そのために社会の支援ももっと充実してほしい。そう願わざるを得ませんでした。

一般部門「中学一年生のみいちゃん」 溝口 結香

~審査員からのメッセージ~
エス・エム・ディ株式会社 三尾さなみ様

ボランティアをして「みいちゃんは知的障害を持っていますが、知的障害のみいちゃんではない、中学一年生のみいちゃんなんだ」と考えるようになった結香さん、とても感動しました。

多くの人に読んでいただきたいと思います。

 

審査員賞

当事者部門「私は今、幸せです」 阿部 侑香里

~審査員からのメッセージ~
ハフポスト日本版 副編集長  泉谷由梨子 様

前半の辛いエピソードには悲しくて胸がつぶれそうな思いになりました。

一方で、「かわいそうだから優しくしよう」という同情心からの行動には傷つくこともある、「ありのまま」で接して欲しい、という指摘には気づかされるものが多かったです。

きょうだい児だからこその言葉で、発信することにとても意味がある考え方だと思いました。自分や家族を「幸せ」と表現することの中にある覚悟を感じました。

一般部門「Aさんと私」 おたんこナース

~審査員からのメッセージ~
エス・エム・ディ株式会社 三尾さなみ様

心に寄り添う支援、言葉のコミュニケーションはできなくても、その存在で繋がることができる。

多くのことを考えさせていただいた作文です。こんな素敵な方が支援をしてくださっていることを多くの人に知っていただきたいと思います。

入選

「生と死を見つめて あなたが結んでくれた絆」 おかり

「私たちの絆」 太刀川 亜希子

「私を変えてくれた出会い みんなの笑顔のために」 アンダンテ

「コロナ禍のアメリカ オンラインセラピーで見えたもの」 たも

「息子に教えてもらった本当の幸せ」村山 麿友香

「私たちの絆」 春蘭

「一緒に子育てをした同志たち」橋本 美穂

「やさしい言葉の輪を」安慶名 美月

金澤
応募作品は全て、作文コンテスト特設サイトで公開中です。

総評

どの作品もとても心に響いて、選ぶことが本当に難しいコンテストでした。

また、コンテスト期間中もライブ配信やSNSを通して、応募者や支援者と盛り上がりながらコンテストの開催を一緒に楽しむことができました。

「結果発表が楽しみ!」という声をたくさんいただいており、本日皆さんに発表できることがとても楽しみです。

受賞者の方には賞金と賞状、そして受賞作品をまとめた冊子をお送りさせていただきます。

この作文コンテストで当事者と社会を繋ぎ、助け合いを生むきっかけになれば嬉しく思います。

金澤
オンライン表彰式の様子はアンリーシュ日記で公開中です。

おわりに

皆さん、2020年はどんな1年だったでしょうか?

私達アンリーシュにとっては、新しいチャレンジをたくさん行った年でした。

インスタを使った新企画 似顔絵企画
継続寄付者の方との交流の場 アンリーシュサポーターズ
医療的ケア児家族と一緒にメディアを作る アンリーシュフレンズ

たくさんの事がスタートし、これまで以上にたくさんの人たちと一緒に、医療的ケアを必要とする児童と家族・支援者が暮らしやすい社会をつくるというビジョンに向けて歩みを進める事ができました。

応援いただきありがとうございました。

2021年もどうぞよろしくお願いいたします!

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