妊娠中に子供の疾患を知った時、生まれてから疾患が発覚した時、治療の成果が上がらない時、容態が悪化してしまった時…
医療的ケア児の子育てをしているとさまざまなタイミングで気持ちがどん底に落ちることがあるかもしれません。
人生のどん底…絶望…暗闇…
それはとても辛く、この状況から早く抜け出したいと思うのではないでしょうか。
しかし一方でSNSなどで医療的ケア児の子育てをしてるママを見ると、明るく前向きな方が多いように感じます。
皆さんどうやってこのどん底から抜け出したのかぜひ知りたいと思い、アンリーシュメンバーや読者に聞いてみました。
目次
どん底から救われたエピソード紹介
笑いって最強!エンタメ系
この企画を行ってみたいと思ったきっかけは、アンリーシュ金澤がどん底に落ちた時、人気YouTuberに励まされたことをYouTubeで配信したことでした。
他の方の意見を聞いても、やはり漫画や映画などのエンタメに心を癒されたという意見、とても多く頂きました。
- Netflixを見まくった
- とあるお笑い芸人のくだらなすぎる動画を見まくって、私の辛さなんてちっぽけだと感じました。
- 大量の漫画を読んだ。現実逃避に最適だった。漫画家さんありがとう!
- 楽天イーグルスを応援しまくった。ホームランが出るのを見るとだんだん元気になってきた
- Amazonプライムでくだらない映画やドラマをひたらす見て頭空っぽにした
お笑いや漫画、映画、スポーツなどエンタメは、心を軽くしたり、気分転換をさせてくれますよね。
特にお笑い…人を笑わせられるのは神です…
エンタメ業界の方、ありがとうございます!
家族や友人の言葉
- 亡き友が壮絶ながん闘病中に飛んできて私と娘を励ましてくれたことで我に返りました(涙)
- 友人に「健康に生まれても虐待されて亡くなる子もいるなかで、○○(子供)ちゃんは毎日ママが会いに来てくれる幸せなところに生まれてきたよ。一緒に今日を大事に生きていけばいいじゃん。」と言ってもらえたこと
- 自分のお母さんに「○○を生んでくれてありがとうね。みんなで育てようね。」といってもらったとき
- 何に対しても前向きな友人と会って「自分もこんな風に前向きに人生歩んでいきたい」と思った。
友人や家族からの優しい言葉、身近な人だからこそ響くものがありますね。
同じ境遇の子供やママとの出会い
- 新生児の息子の気切が決まった時、展望見えずどん底だった時にインスタで気切っ子の元気な姿を見た時
- インスタで同じ境遇のママ友を作ったこと
- ハッシュタグから同じ疾患の子供を探して大変なのは自分だけじゃない、みんな頑張ってるんだと励まされた
医ケア児の子育ては孤独を感じやすい時もあります。しかし今はInstagram、Twitter、FacebookなどさまざまなSNSが発達して、同じような境遇の方と繋がれる素晴らしい時代。
悩みを相談し、共感し合い、励まし合える、本当にかけがえのない存在ですよね。
とにかく吐き出す
- 自分が信頼している人にたくさん話を聞いてもらった
- カウンセラーを紹介してくれた事
言葉にして外に吐き出すことで、気持ちも体も軽くなることがあります。一人で抱え込まなくていいんです。
やっぱり子供に救われる
- どん底にいた私の元に障害という個性を持った天使がきて、救われました。
- 初めて我が子を抱っこした時、笑ってくれた時、生まれてきてくれて本当によかったと思えた。
やっぱり生まれてきて目の前にいる子供は本当に可愛くて愛らしいですよね。
子供のことで落ち込むこともあれば、子供に救われる毎日でもあります。
子供と一緒に苦しむ必要はない
アンリーシュメンバーに、
「子供が苦しんでいる時に漫画ばかり読んで、私は最低な母親だと思った」
と言ったママがいました。
不謹慎だと思ってしまう気持ちもわかります。
しかし子供が治療で頑張っている、苦しんでいるんだと一緒に落ち込む必要はないと思うのです。
子供はどんな理由があっても自分のせいで親が悲しんでいる姿を見たくはありません。
きっと親が笑顔で元気でいることはすべての子供の願いです。
この記事が今どん底で苦しんでいる方が救われるきっかけになると嬉しいです。
エピソードをお寄せくださった皆様ありがとうございました。