寝たきりっ子でも楽しめる感覚遊び

寝たきりっ子にも喜んでもらえるような遊びを知りたい!

オモチャに手を伸ばす事もほとんどなく、何に興味があるのか分からない…

どんな遊びをしたら、喜んでくれるのかな??

そんなふうに感じることありませんか?

親子で、学校の先生と、保育士さんと、一緒に楽しむことができたらいいな。
体を動かすのが難しい子どもでも出来る遊びを知りたい!

そんな声から、身近なもので寝たきりの子どもでも楽しめる遊びを集めてみました。

目や耳からの感覚遊び(視覚・聴覚)

 

⇒天井ばかり見てるからと病院の保育士さんが作ってくれました♥
手作りで、色々なアレンジもできて素敵ですね。
季節に合わせて、絵やお人形を変えたり、作り手も一緒に楽しむことができます。

 

カラフルな色彩の物や、静かな音楽とゆっくり動きのあるもの。
メリーなどは、目で追いやすく楽しめる遊びのひとつになります。

スヌーズレンや、光遊びも感覚刺激遊びとして取り入れられることが多いです。
リラクゼーションの面でもリラックス効果をもたらすと言われています。

寝たままでも目に入りやすい位置にセットしてあげるといいですね。

童謡などの音楽を一緒に聴いたり、扇風機に顔を近づけて「あー!」と風で声が揺れるのを楽しむのもいいかもしれません♡

 

触れて感じる遊び(触覚)

 ビニール袋に空気や物を入れて動きを感じてみる。

・ 水や、氷、保冷剤などを触って温度を感じてみる。

・ 濡れたタオルを一緒に絞ってみる。

・ 粘土やスライムを触って感触を楽しむ。

・ マヨネーズの空容器で風を送って楽しむ。

・ レタスに手をかけて、重力でちぎっってみる。

「○○ちゃんが手伝ってくれたサラダがおいしかったよ!ありがとう。」
などの声かけをしてあげると、会話なども生まれてより楽しい時間になりますね。

寝たきりっ子ふうちゃんの作品。紙粘土をこねて作ったメモ置き

ふうちゃんの作品です。
ふうちゃんは寝たきりっ子で、オモチャに手を伸ばすことはありません。
反応もいまいち薄く、何に興味を持ってくれるのかな?
と試行錯誤の日々です。

上の画像は、支援学校の先生と紙粘土をこねて、手のひらを使い絵の具を塗ったものです。

時には、ペットボトルを切ったものに土を入れ、お花の種を一緒に植えてみたり・・(土の感触・温度を楽しむ)

画用紙に色を付ける時は、手が筆代わり。

押したら声が出るボタン遊びなど、
学校では、色々な感覚遊びを取り入れてくださっています。

匂いで感じる遊び(嗅覚)

 食べ物の香りを楽しむ。

お味噌汁や、カレーライスの匂いはどんなの?
少しティッシュに付けて嗅いでみる。

 アロマテラピーで香りを楽しむ。

リラックス効果も期待でき、親子で楽しむことができます。

食べることが難しいお子さんでも、香りなら味わうことができますね!
その日のメニューに合わせて毎日違う香りを楽しむのも良いですね。

まとめ

体を動かすことが難しいと、できる遊びも限られてくる・・と思いがちですが、身の回りにある身近なものでたくさんの感覚遊びを楽しむことができます。

目に映るもの、耳から聞こえる音や声、そんな日常の全てがとっても良い刺激になります。

ママの抱っこやふれあいも子どもにとっては大きな喜びであり楽しみのひとつです。

たくさんギューっと抱きしめて話かけてあげてください♡

意志疎通が難しいお子さんでもきっと伝わっているはずです。

 

中には、感覚過敏のお子さんもおられると思います。

得意なもの、苦手なもの様子を見ながら、親子で一緒に楽しめる遊びが見つかると良いですね!

 

 

[障がいのあるお子さんも!] 簡単で楽しい「ふれあいあそび」の遊び方はこちらから

https://unleash.or.jp/moms/document/2021/04/12233/

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