加配保育士を知っていますか? ~障害児保育をサポートする心強い存在~

こんにちは。ライターのこずえです。

今回は、一般にはあまり知られていない「加配保育士」についてです!

障害や発達の遅れ、偏りがあっても、たくさんのお友達と楽しい毎日を送ってほしい、と保育園や幼稚園に通わせたいと考えるお母さんは多いと思います。

そんなときに力になってくれるのが加配保育士の先生!進路を考えるときの参考にしてもらえると嬉しいです。

加配保育士とは

加配保育士とは、

保育所等で障害児保育を行うとき、その対象となる子どもがスムーズに園生活を送ることができるよう、個別の配慮を行い生活の手助けをするために、通常の配置基準に追加して配置される保育士のこと

です。国からの経費補助の制度(療育支援加算、障害児保育加算)もある、厚生労働省の支援施策です。

加配の先生がいてくれてよかった!と感じることとしては、

  • トイレや食事のサポートを丁寧に行ってくれた
  • お友達との間に入って、やりとりをする練習をしてくれた
  • 気持ちを切り替える方法を教えてくれた
  • 先生のことが大好きになった

などたくさんあり、園生活の強い味方になってくれる存在です。

加配保育士に付いてもらいたいと思ったら?

加配保育士は、国の制度に基づく支援ですが、加配の基準は自治体ごとに異なります。

まずはお住まいの市区町村で保育園に関する課に、「こんな心配があるので、障害児保育や加配の先生について教えてほしい」と問い合わせてみてください。
申し込み方法や面接など、その市区町村での手続きについて教えてくれます。
(もちろん、障害児保育といっても保育園の場合は就労等、自宅での保育が困難であるという前提条件があります)

一方で、園側から加配保育士をつけることを保護者に提案する場合もあります。
この場合は保護者の方が戸惑うこともあるかもしれませんが、お子さんが快適に園生活を送るために望ましいことなのかどうか、園と話し合いができるといいですね。

自治体の加配の基準や対応の違いとは?

自治体によって違う加配の基準の例としては、

  • 3歳以上であること
  • 身体障害者手帳や療育手帳を持っていること
  • 医師の診断書があること
  • 障害の程度が軽度~中等度であること
  • 集団生活が可能であること

などがあり、希望しても申請が通るとは限りません。書類が必要な場合には時間がかかる場合もあるので、余裕をもって準備した方がよいでしょう。

そして、障害児保育や加配保育士の申請が通った場合であっても、

  • 受け入れられる園が指定されている
  • 対象児3人に対して加配保育士1人
  • 対象児1人に対して加配保育士1人
  • クラスに保育士が1人増え、クラス運営全体をサポートする
  • 加配保育士を雇うのではなくバリアフリー設備のために予算を使用する

など、実際の対応も様々です。

また、加配保育士だからといって専門知識をもっているとは限らないので、どのような配慮をしてほしいのかを伝えるなど、園側とコミュニケーションをしっかり取ることが大切です。

多くの地域では、児童発達支援センターなどの専門職が保育園等を巡回して具体的なアドバイスをしているので、そちらを活用するのもいいかもしれませんね。

加配保育士を申請しようとしているあなたへ

障害児保育や加配保育士の制度は子どもたちにとってはとても力強いものです。
でも、申請は、お母さんお父さんにとって精神的な負担が大きい場合も少なくありません。

「療育施設の方がいいのでは?」
「そこまでして働く必要あるの?」
「他の子の保育に支障があるから」

心無い言葉を浴びて、心が折れそうになることもあるかもしれません。
大切な我が子のためとはいえ、頑張ることに疲れてしまうこともあるでしょう。
保育園に入れようとしている自分を責めることもありますよね。

それで当たり前です。それで大丈夫です。

すべてを解決することは難しいかもしれないけれど、力になってくれる人は必ずいます。
同じことで悩んでいるお母さんもたくさんいます。
どうか、無理をしないで。

もし、努力が実らず、思うような結果にならなかったとしても、それはあなたのせいじゃない。お子さんと同じように、ご自分のことも大切にしてあげてください。

もし、いい園や先生に出会えたとしたら、
それはあなたのお子さんだけでなく、一緒の時間を過ごす周りの子どもたちや、これから同じことで悩む親子にとっても大きな財産になります。

障害の有無や医療的ケアの必要性によって保育の機会を奪われることがない社会になりますように。

出典



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