こんにちは。りいと申します。
医療的ケア児( 医ケア児 )である2歳女子のママをやっています。どうぞよろしくお願いします。
娘と退院してそろそろ1年、この1年はTwitterで、同じ医療的ケアが必要な子のママさん達と交流してきました。そこで私は、文字だけのコミュニケーションで気がついたことがあります。
それは、”ママさんの口からも医療関係者が使うような用語が出てくること。”
私は初めて娘と付き添い入院した時、分からない用語がたくさんで戸惑いました。
でも看護師さんと雑談したり、他の病児ママさんとお話していくうちなんとなく分かってきます。
そして付き添い入院をして、おうちで必要な医療的ケアを看護師さんから習ったり、子どもに必要な情報をやりとりしてるうち、あたりまえに医療関係者の用語を使うようになりました。(実際に使ってみるとなるとちょっと恥ずかしい感じもします。(笑)医療関係者の専門用語、使っていいのかな?と思ったり)
今回はそんな私の経験も交えて、「多くのママさんが医療関係者が使うような用語を自然と使うようになるときのお話しです。
一つの医療グッズでも呼び名がいくつかある
黄色の注射器?の場合
こちらは針のない注射器です。経管栄養の注入の際に使います。
水やお薬、ミキサー食をチューブに流すことができます。皆さん黄色いものを使っていると思います。
これを看護師さんたちは「シリンジ」と呼んでいました。
ある日薬を注入しようと思ったら新しいものがなく、お願いしなければ!でもなんて言う?黄色の注射器?という事態になりました。
ちょっと迷った末、
のようなやり取りをしました。
こういったやり取りを繰り返していくうち、用語を使うことに抵抗がなくなっていきました。手技だけではなく用語も馴染んでいきます。素人なのに!
ちなみにシリンジではなく、カテーテルチップ、略してカテチと言うところもあるそうです。
お鼻のチューブ?の場合
こちらは経管栄養のためのカテーテルです。鼻から胃に通すので経鼻胃管といいます。うちはアトムの栄養カテーテルを使っています。
一般の人に分かりやすく言うなら「お鼻のチューブ」「栄養を入れるチューブ」でしょうか。
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さて看護師さんにはなんて言いましょう?
これは略語で呼ぶんです。娘の病院ではこれを「ST」と略していました。
例えばこんな感じで質問されます。
また娘がチューブを自己抜去した時に、ナースコールで「ST抜いちゃいました」と私は伝えていました。
病院内の用語は統一されていたので、疑問に思うことはなかったんですね。
ところが、
退院して訪問看護師さんに初めて会った時、彼女はチューブを指して「マーゲン」と呼んでいることに気づきました。
文脈からSTのことだとは分かったのですが、どっちで話せばいいのかなぁと未だに混乱します。
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この疑問をツイッターでつぶやいたところ、他にも「NG」「鼻注」などの略し方を教えてもらいました。病院や時代ごとの略語があるのかもしれませんね。
医療関係者が使う用語がママにはわかりにくい、というのをTLで見かけて思ったこと…
酸化マグネシウム(便を柔らかくする薬)を「化マグ」っていう看護師さん。「かまぐどうする?」って分からんよ!
経鼻胃管カテーテルって、略語はST?マーゲン?どっち?
針のついてない注射器はシリンジと言う!
— りい (@aoyamarii) 2019年3月6日
まとめ
このように、医療関係者の使う言葉はちょっとわかりにくく、略語もいろいろです。
ケアの担い手である私たち家族も、いろいろなコミュニケーションの上で知っていきたいと思います。
アンリーシュの用語集もどうぞ活用してくださいね。
(医療関係者には今更聞きにくい用語、気になる略語などありましたらぜひ教えてください)
記事へのコメントやTwitterでお知らせください。
以上、りいでした。それではまた。