【医療的ケア児の在宅移行】在宅酸素療法の退院手続き

こんにちは、お出かけ大好きなこぐまま(@kogumamakumako)です。

私の娘は、酸素吸入を行いながら生活しています。

【医療的ケア児の日常】在宅酸素を使いながらのお出かけ

2019年3月25日

酸素を使いはじめたきっかけは、一回目の手術の後、鼻にカニューレをつけていた…

そのときは「術後でまだ安定しないから酸素を入れてもらっているんだろうなぁ」と簡単に考えていました。

しかし、退院前主治医から「念のため酸素持って帰っておこうか」と言われました。

「酸素持って帰るって…一体何?今だけじゃないの?病院外で酸素とかどうするの?娘はどうなるの?」とパニックになりました。

心配する私に主治医は「そんなに大げさに考えなくていいよ、大丈夫。薬の一つだと思ってくれたらいいですよ」と言ってくださいました。

使い方として私が説明を受けたのは、

  • 酸素は24時間必要です。起きている時も寝ている時もつけていてください
  • 常時0.5リットルの流量で使ってください
  • 出かけるときも酸素ボンベを持って行ってください
  • 顔色や唇の色が悪い時はすぐに連絡してください(当時はパルスオキシメーターを使っていなかったのです)

の4点でした。それから約1年にわたって在宅酸素療法のお世話になっています。

今回は私が経験した、自宅で在宅酸素療法を使用するための手続きについてご紹介します!

この記事は、医療的ケア児のお母さんの体験談や感想をもとにしており、医療的監修は入っておりません。ご自身の手続きや医療情報については、必ず医療機関に相談の上ご判断ください。

在宅酸素療法とは?

酸素濃縮器とカニューレ、酸素ボンベ(小)です

在宅酸素療法とは、家庭で行える酸素吸入療法です。

Home Oxygen Therapy →HOT(ホット)とも呼ばれています。

在宅酸素療法

在宅酸素療法 とは

2019年3月16日

在宅酸素療法を行うには、医師の診断のもと、業者と契約して自宅に酸素濃縮器を設置してもらう必要があります。

外出用の酸素ボンベや、酸素を吸うためのカニューレも同じ業者から手配してもらいます。

業者を選ぶポイント

酸素を手配してくれる業者を選びます。

選ぶ際のアドバイスや、連絡のやり取りなどは基本的に病院内のソーシャルワーカーさんが対応してくれます。

我が家は「帝人在宅医療株式会社」にお世話になっております。

ほかにも「フィリップス」などが有名でしょうか。

きちんと比較されているご家庭もあると思いますが、我が家の場合は「この病院の人たちはほとんど帝人さんにお願いしてるよ、全国展開で融通も利くし」と言われたので、そのままそこで契約しました。

「全国展開なら旅行とかも手配しやすそう」とやっぱりここでもお出かけが基準となっていました。

初めてのことですし、いきなり酸素とか言われてわけがわからないまま進むので、基本的には病院の方の言う通りで大丈夫かと思いますが、比較検討の材料としては、

  1. パンフレットを見る
  2. 院内の実際に使っているご家庭の話を聞く
  3. 実際に使用している方のブログなどを見る

などの方法が挙げられます。

業者の担当さんから説明を受ける

担当さんから病院内で説明

私は病室で説明を受けて契約をお願いしました。

在宅酸素療法とはどういうものかなどの説明等があり、時間としては30分ぐらいでした。

我が家の場合はソーシャルワーカーさんも同席してくれました。

ボンベやカニューレの説明

実際に病室にボンベを持ってきてくれたため、大きさのイメージなどはつかみやすかったです。

ここでは実際に触らせてもらって使い方を知っておくことが大事です!

また、カニューレも未熟児用から幼児用まで様々なサイズがあります。

4種類ぐらい持ってきてくださって、最初の2か月ぐらいは未熟児用を使用していました。今は小児用を使用しています。サイズの変更等については後述します。

 

自宅に酸素濃縮器を設置する日を決定

必ず家で誰かが対応しなくてはいけないので家族に休みをとってもらったり、その時間だけ看護師さんに子どもを預けて家に戻ったりなどしながら調節します

里帰り出産されている方などどうしても家に誰もいないという場合は退院後に設置してもらうこともあるようです。

我が家は夫が朝対応してくれることになったので、夫の連絡先を担当さんに渡して二人でやり取りしてもらいました。

お子さんの具合などで都合が悪くなってしまったら、担当さんに連絡してみましょう。

我が家も設置予定日当日に大地震があって、一度予定を延期してもらいました。

自宅に酸素濃縮器の搬入・設置をしよう

どこに設置するのかを決めておこう

事前に「どこに酸素濃縮器を置くかを決めておく」ということがとっても大事です。

設置場所のポイント

1.普段の子どもの居場所を決めておく

2.お風呂などの移動に何m必要かを考えておく(延長コードの設定のため)

3.平らで周囲15センチ以上あけることができるところにする

4.火気から最低2メートル以上は離れた場所に設置する!!!!

以上4点です。特に最後の4点目は本当に重要です。

在宅酸素療法を行うときは、絶対に火気厳禁です!!!ご注意ください。

当日は業者の方から

  • 在宅酸素療法の説明
  • 事前に決めた設置場所で大丈夫かどうか
  • 延長コードは何メートル必要か

など確認があります。

無事に設置が完了し、動作確認までできたら書類にサインをして完了です。

説明書なども一緒にもらいますので、酸素濃縮器のそばで保管をしておきましょう。

物品の管理

左がパルスオキシメーターのセンサー、右がカニューレの在庫です。

物品は在庫管理もありますのでまとめて管理しておくことをおススメします(^^♪

我が家は一つの箱にカニューレの在庫がわかるようにまとめています。常に5本ぐらい入っていて大体2週間に一回交換しています。

 

設置後のケア&緊急時の対応

設置後、思っていたよりも延長コードが短かった、カニューレのサイズが合わなかった、替えがなくなったなどなど使ってみるといろいろとトラブルが発生します

我が家でも昨年の台風21号で停電し、急きょ酸素濃縮器からボンベに切り替えるなどのトラブルがありました。

幸い、すぐに復旧したので手持ちのボンベで事足りたのですが、そんな時は急連絡先に連絡すれば、すぐに対応してくれます。

延長コードが短くてお風呂までたどり着けないことがわかった時も、担当さんに相談したらすぐに延長コードの手配をしてくださいました。

カニューレは郵送で届くので、残り2本ぐらいになったら送ってもらうようにしています。

サイズの変更なども電話で対応してくれます。どれが合うのかわからない時はとりあえず大きめのものを2種類ぐらい何本か送ってもらって、サイズを検討することもできます。

年に数回、機器の点検をしに訪問してくださるので、余ったカニューレなどの返品や、サイズの再相談も可能です。

わからないことや不安なことがあればすぐに対応してもらえるので、安心してくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

入院している間に酸素業者を決めろなんて言われるとびっくりしますが、病院も業者の方も慣れているのですぐに手配してくれます。

わからないことや不安なことはソーシャルワーカーさんや業者の担当さんに相談してみてください。

酸素濃縮器やボンベの使い方も、最初は「できるかな!?」と不安になるかもしれませんが、とっても簡単です。

怖がらずに一度触ってみてください。

退院前後のシミュレーションを家族と相談しておく事をおすすめします。

【医療的ケア児の在宅移行】はじめての退院で必要な準備と手続き

2019年6月1日