この記事は、アンリーシュ代表の金澤の長女(なおちゃん、5歳)が来年(2020年)就学するに向けて、親の活動記録をインタビュー形式で綴ったものです。
金澤は、子供に医療的ケアがあっても、「母子分離」「普通小学校」への就学を希望しています。しかし居住の地域社会では前例がありません。
それでもわずかな可能性にかけて活動を続ける金澤の様子をインタビュー形式でお届けいたします。
学校と市区町村に話を聞きに行く
そのあと授業の見学をしてきました。児童が絵を描いたり、体のリハビリをしている様子や給食の様子をみてきました。
それ以外には普通小学校に電話して「医療的ケアがあるけど、母子分離で通わせてほしい」と伝えて面会をお願いしました。
面会はしてもらえましたが、まだ区の普通小学校で医療的ケア児を受け入れた実績がないと言われました。小学校もバリアフリーではないし色々難しそうでした。じゃあどうしたらいいですか?と尋ねたら「市区町村の教育支援部を通して要請がきたら(努力義務だけど)検討する」と言われましたね。なので今度、市区町村に相談しに行ってきます。
その他、学校が終わった後に行くことができる放課後デイサービスにも見学に行く予定です。
母子分離の就学を実現させるために
私が直接、学校に掛け合ったほうがいいのか、区の教育課に相談に行ったほうがいいのか、はたまた都に相談したほうがいいのか、そういうのもどこから話していったらいいかわからない。
各方面に電話していっても、「はあ、詳しくはわからないので・・・」みたいな対応されることもある。
引っ越すにしてもそれはそれで新たな問題が生まれてくるね。
はい。引っ越し代などのお金も問題もあるし、地域にすんなり溶け込めるかも不安。まあでもやるしかないと腹をくくっています。
***
社会や行政において、前例のない取り組みをやるのがいかに大変か・・・。
それをわかっていながらも自分のビジョン実現のために今後も活動を続けて行く金澤を応援するとともに、その活動記録をアンリーシュにて発信していきます。
第2話はこちら