セカンドオピニオン に行ってきた【後半】いざ本番!そして得たものとは?

こんにちは!ライターのあまねです。

今回は セカンドオピニオン に行ってきた【後半】いざ本番!そして得たものとは?です。

 

前半は、セカンドオピニオン の具体的な進め方についてご紹介しました。

セカンドオピニオンとは?【前半】申し込み方法や準備に必要なもの

今回の後半では、セカンドオピニオン当日の様子、そしてそこから得たものをご紹介します。

前回は一般的な話になりましたが、今回は自分たちの場合ならではの体験談になります。

セカンドオピニオン 当日のこと

いざ本番のセカンドオピニオン当日です。

持ち物〜必要なもの、持っていってよかったもの

必要なもの
  • (事前に送ってなければ)診療情報提供書
  • (事前に送ってなければ)医療データのCD ROMなど
  • 子供の保険証、医療証、母子手帳など
  • 自分の身分証明書
  • 筆記用具
  • メモ帳
  • 現金またはクレジットカード   

子供の保険証

保険は効かなくても病院の診察券を作る必要があり必要です。また基本使いませんが、医療証や母子手帳などを持っていくと、細かいこともすぐ確認できて安心です。

親の身分証明書

本人ではない親族が聞く場合に必要です。  

現金またはクレジットカード

今回はどの病院も支払いにクレジットカードを使えました。現金でしか払えない病院も存在するかもしれないので、心配だったら事前に確認しておきましょう。

 

必須ではないけど、持っていってよかったもの

  • これまで主治医が書いた治療や手術などの説明用紙
  • 本など暇つぶしグッズ

主治医が書いた治療や手術などの説明用紙

CTやMRIなどの資料とは別に、手書きの説明用紙があれば、話をする時の参考資料として使えます。

本などの暇つぶしグッズ

絶対に待ち時間が発生します。漫画が大好きな私はいつも前日にTSUTAYAで漫画を借りて持って行っていました。笑

緊張するし、気を張って疲れるので、前日はちゃんと寝て、食事はしっかり摂りましょう。 

当日の流れ

当日の予約時間は、病院によりバラバラでした。

(A病院15時、B病院10時、C病院13時半)

初診の問診票を書いたり、診察券を作る必要があるので、開始予定の30分〜45分前くらいには到着しておいた方が安心です。

医師の話の流れは、大体いつもこんな感じでした。

1.これまでの治療や手術、今後の手術内容に対して医師が意見する

2.次に私があらかじめ用意した質問に答える

3.その話を聞き、更にその場で私が思いついた質問する

 

回を重ねていくごとに、○○病院ではこんな提案をされました。ということも伝えるようにしていました。

細かく話した内容を書き出すとキリがなく、偏るので書きませんが、得られたことが多くありました。

毎回、ほぼ1時間で終わりました。

セカンドオピニオン終了後は、ノートにメモした内容を元に、私が議事録を取るような形でiPhoneのメモに記入し直し、保存。
夫にすぐ共有しました。

セカンドオピニオンから得られたもの

今回3箇所の病院にセカンドオピニオンに行き、得られたものは主に3つあります。

息子の状態を様々な医師から言語化してもらい、細かく深く理解することができた

普通の一般人がCTや血液検査の結果を見ても何もわからないですよね。医者はデータの翻訳者だと思いました。

主治医と同じことを言ってるのかもしれませんが、その人により使う言葉、言い方、説明の仕方が変わります。
様々な角度から説明してもらうことにより、今までより深く息子の状態を理解できました。

今まで受けてきた治療やこれから行う手術内容の妥当性に納得できた

今まで入院してきた中で行ってきた治療や手術も適切だし、とても丁寧だと言っていただき安心しました

入院中の病院を信頼することができました。

別の治療法を提案してもらえた

入院中の病院で提案されている以外の方法も提案していただきました。死亡率がとても高い外科的手術しか選択肢がないと思ってたので、嬉しかったです。

既存の手術方法と新しい提案をいただいた中で、私たち夫婦は真剣に悩み話し合い、悩んだ末に既存の手術を選択しました。

でも、他に選択肢があるということは、嬉しい収穫でした。

おまけ

個性的な医者に出会えたのがおもしろかったです。

自分の論文を差し出してくる人、オネェ口調な男性医師など…笑

行ってよかった

今回の一番の収穫は、複数の医師から息子の状態を言語化してもらえたおかげで、息子の生命力の強さを知れたことです。

セカンドオピニオンを受けるまでは、どうしてうちの子が心筋梗塞になってしまったのだろうと悲しく思っていました。

セカンドオピニオン先で心臓の成り立ちから説明してくださった先生がいました。

どうして心筋梗塞が珍しいのか、ずっと不思議に思っていたのですが、

単に普通なら生まれてこれない(流産してしまう)状況なんだと理解できました

そんな状況の中でも生まれてきてくれた、ド根性の息子を誇りに思い、愛がより深くなりました

 

大変な状況の中でも産まれてきて、会いにきてくれた息子に感謝しかありません。

同時に、超重症疾患で今後死亡する確率がかなり高いことも改めてわかり、親の肝も座りました。

これらのことは複数の医師の言葉を聞けたことで理解し受け入れられました。

また複数の病院で相談する中で、恐らく全てのありえる手術の方法など、可能性を洗い出し、真剣に議論して、進む道を選べました。

何を選んでもいばらの道、死亡率が高いことは間違いないので不安はなくならないですが、もっと色んな可能性を探ればよかったと後悔することはきっとないと思います。
心はすっきりしています。

息子の生命力の強さがわかり、これまで色々な困難を乗り越えてくれた息子なら、きっと生き抜いてくれると信じることができました。

(きっと乗り越えられる!You can do it !!)

セカンドオピニオンは、確かに手間も時間もお金もかかるし、時には収穫がなかったりするかもしれません。

でも、もし後々「あの時やっておけばよかった…」と後悔しそうなら、やってみることをおすすめします。

少なくともうちは、行ってよかったと思いました。

 

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