〝他の子と同じように学校に通い、お友達と過ごす。〟
そういった当たり前の大切なことができない子供たちがいるのを知っていますか？
訪問学級にて週３回、自宅で２時間の授業を受けているアンリーシュフレンズのはるとくん
生きるために、人工呼吸器や胃ろうなどの 医療機器のサポートを必要とする「医療的ケア児」
そんな医療的ケア児たちが今、「希望の学校に通えない」という問題に直面しています！
一言で医療的ケア児と言っても、その特徴は様々です。
重度心身障がい児や知的障がいがある子もいれば、 ほとんど健常児と変わらない子もいます。
ケアの中にも看護師のみがおこなえる行為から 子供が自分自身でできる場合まで、 多くのケースが存在しています。
日本全国には、少ないですが医療的ケアがあっても普通学校に入学できたケースや、人工呼吸器が必要でも通学バスに乗って、特別支援学校に行けたケースもあります。
「前例がないから」と断られるのではなく、 「この前例を参考にしよう！」
そう思って もらえる資料があれば、医療的ケア児の学校への 受け入れはもっと進むはず！
アンリーシュでは学校における医療的ケア児受け入れの マニュアルを作成し、全国の教育委員会や就学支援を行う相談支援員へ配布。
また、全ての資料は特設HPに載せてダウンロード可能とし、 誰でもアクセスできるようにしようと動き始めました！
クラウドファンディング
医療的ケア児の就学事例集を作成するにあたり、2021年9月にクラウドファンディングをおこないました。
たくさんのご協力と応援が集まり無事にクラウドファンディングを達成することができました！
全国の教育委員会1740ヵ所にアンケートを実施
アンリーシュサポーターズ【(現)アンリーシュパートナーズ】内でボランティアチームを組んで全国の教育委員会1740ヵ所にアンケートを発送しました！
アンリーシュフレンズのあいちゃんも、お手伝いしてくれました！
集まってくれた仲間たちは、ご自身が障がいを抱えていたり、医療的ケア児ママであったり、お仕事をされていたり、色々な立場の方々が「医療的ケア児就学事例集をたくさんの人に届けたい！」とグループチャットでやり取りしながら、励まし合い、お互いを補いながら日常の時間の合間に活動をしてくださりました。
就学事例集PDFでの配布
当初7月末までの事例集の発送予定しておりましたが、コロナの影響もあり取材先の選定・原稿作成等をスケジュール通りに進められなかったため、
メンバー一同で話し合いを重ねまして、医療的ケア児家族の皆様のお役に立てる事例集にすることを最優先とし、 就学事例集完成予定を遅らせることと致しました。
『医療的ケア児の就学に関する事例集』 に関してましては、「事例集お届け」のリターンの発送をクラファンでご購入頂いた方には、12月末にまずはPDFの形で事例集をお届けいたしました。
お届けした事例集には、東京都3自治体の受け入れ事例をインタビュー・掲載しております。具体的な就学までのステップが図で示してあったり、学校で使われいる資料のテンプレートが掲載されています。
【お名前掲載】のリターンを購入いただいた方のお名前も掲載されています。
医療的ケア児就学事例集発送のお知らせ！
医療的ケア児就学事例集プロジェクトを応援していただきありがとうございます。
この度、就学事例集の冊子での発送準備が整いましたのでご案内いたします！
クラファン支援者様には4月より発送をいたします。お手元に届くまで今しばらくお待ちください。
教育委員会への発送は準備ができ次第順次発送を予定しております。
また、事例集に関するお問い合わせフォームを設置しております。
医療的ケア児の就学に関する事例が共有される事により、「独りで頑張らない」社会の一歩になればと思っております。