(読み方)さくにゅう
解説
母乳を搾り取ること。
方法
手で直接乳房に力を加えるか、搾乳器を使って乳房から母乳を搾り、ほ乳瓶など容器に受けて採取する。
搾乳器
手絞りよりも少ない力と時間で搾乳を行うための道具。大きく分けて、ハンドルを手動で動かして乳房に圧力をかけるタイプと、電動で搾乳のリズムや強さをコントロールできるタイプがある。
搾乳後の母乳保管
短期保存:ほ乳瓶など容器に入れて冷蔵する。
長期保存:母乳を専用のフリーザーバッグに入れて封をし、冷凍する。
医療的ケア児の場合、NICU入院時に母親の母乳を搾乳して冷凍し、面会の際持ち込むことが多い。
母親から引き渡された冷凍母乳は、病院で保管される。授乳時には解凍し温められた母乳が、ほ乳瓶やマーゲンチューブを使って子に与えられる。
搾乳のメリット
- 定期的に搾乳を繰り返すことによって、母子分離状態でも母乳の分泌量を安定ないし増加させることができる。
- 子が誕生後に入院ないし経管栄養となった場合、搾乳することによって母乳育児が可能となる。
出典
メデラ公式サイト内「母乳の搾乳」:
母乳育児応援サイト「ぼにゅ育」内「搾乳のはなし」:
カネソン母乳バッグQ&A: