日常的に胃ろうからの栄養注入が必要なアンリーシュフレンズのあいちゃんに胃ろう注入を紹介していただきました。
あいちゃんは歩いたり、おしゃべりができる動ける医療的ケア児です。
栄養剤の種類や胃ろうからの注入方法
栄養剤は1度に多くの量を注入すると嘔吐してしまうので、少しの量で高カロリーの栄養が摂取できるエンシュアHを使っていらっしゃいます。
エンシュアHは色々な味があるので、その日の気分で選んでるそうです。
「ゲップをすると味がわかるんだよ!」と教えてくれました。
生活リズムに合わせて、朝はボトル注入。昼・夜はシリンジ注入に使い分けているそうです。
注入前にはお腹に溜まった空気を抜き、注入量や注入速度は医師の指示通りに注入していきます。
あいちゃんはボトル注入は1時間、シリンジ注入はとろみ剤(つるりんこ)でとろみをつけ、30分程で注入しているそうです。
栄養剤の注入が終わったら薬も胃ろうから注入して、白湯を流してチューブ内を綺麗にして注入は終了です。
胃ろうがあっても経口摂取ができる!
あいちゃんは経口摂取もしています。
産まれてから哺乳障がいや嘔吐が酷く、母乳やミルクも十分に飲めませんでしたが
お母さんが経口を忘れないようにと、リハビリや毎日のご飯を工夫して生活してこられました。
朝は低血糖予防で9時半頃に捕食の時間を作っておられます。
昼食・おやつ・夕食は固いものは1口大に切って食べていますが、家族と同じものを食べています。
あまり多くの量は食べられませんが
「おいしいね!」と食べてくれるので家族みんなで喜んでいると教えていただきました。