はじめまして。
出産時のトラブルにより低酸素性虚血性脳症、ウエスト症候群、慢性呼吸不全等の疾患がある杏ちゃんと、優しい兄、パワフルな妹の3児の母、makiです。
杏ちゃんは重度の脳性麻痺があり眠りっ子です。
必要な医療的ケアは、24時間人工呼吸器管理、経鼻経管栄養、気管切開に伴う気管内吸引、口腔内吸引です。
目次
障がい者のためのオムツ補助とは?
我が子のように障がいのある子が受けられる補助は、ありがたい事にたくさんあります。
その中でも、オムツの補助が3歳から受けられるという事は、SNSや私の住んでいる市から頂いた冊子(障がいのある方とその家族のための制度、使える補助や手当て等がまとめられているもの)を見てかなり前から知っていました。
杏ちゃんが使用しているオムツは、家の近所では手に入らずネットで購入しています。
BIGサイズのテープタイプなのですが、1メーカー(グーン)しか販売しておらず、また近くの薬局ではBIGサイズはパンツタイプしか売っていませんでした。
ネットで購入するしかないのですが、単価も高く送料もかかり、正直オムツ代もバカになりません。
なので3歳より前に補助を受けることはできないのか?も相談しましたが、健常のお子さんでもオムツが外れてない事が多いから…と一貫して3歳以前の補助は受けられませんでした。
オムツの補助を受けるための必要書類と申請手続き
基本的には3歳の誕生日を過ぎてから申請します。
我が家はちょっとでもコストを抑えたかったので、杏ちゃんが3歳になってすぐに手元に届くように、相談員さんに役所の方と話をしてもらい、誕生日前に申請を出す事ができました。
役所から申請にかかる書類一式をもらう
誕生日の3ヶ月前に書類一式をもらいました。
必要な書類等は以下のような感じです。
- 重度障がい者日常生活用具給付申請書
- 同意書または課税資料など世帯の所得
- 税額が確認できる書類
- 購入を希望する業者からの見積書
- 印鑑
- 医師意見書
- 診断書 ※難病等のある方の場合 ←杏ちゃんは不要
(自治体によって違いがあるかもしれないので確認して下さい)
購入業者さんに見積書を作成してもらう
業者さんは自分で選ぶ事ができます。また、市と契約を結んだ街の薬局でも受け取れる所があります。
(自治体によって違うかもしれないので、確認が必要です)
杏ちゃんの場合は、近くの薬局では使用しているオムツを取り扱っていなかった為、バギーを作る時などにお世話になった福祉用具を取り扱う業者さんにお願いしました。
主治医に医師の意見書の記入を依頼する
医師の意見書は必須です。
疾病名や障がいの程度、排尿・排便の意思表示の可否、障がいの状態、紙オムツの使用が必要・不要か判断して頂き記入して頂きます。
先生によっては診断書の発行に時間が掛かる場合があるので早めに書いてもらう事をお勧めします!
全ての書類を揃え、我が家は娘の誕生日の1ヶ月前に全ての書類を揃えて役所に申請しました。
給付券が届き、実際に商品を受け取るまでの流れ
誕生日の1週間前に、給付券(1ヶ月分)が届きました。
購入業者さんに必要個数を注文
購入業者さんに給付券が届いた旨を伝え、必要個数を注文します。
*初めて注文する時は何をどれだけ頼めるか分からなかったので、電話注文時に教えてもらいながら決めました。
下記のものが初回1ヶ月分で購入できました。
- オムツ(グーンBIGテープタイプ)52枚入り×4パック
- ムーニーお尻拭き(3個パック)×6個
発注ごとに個数も変えられるそうなので、今後は様子を見ながら考えていきたいと思います。
また、私の住んでいる自治体では、給付券の申請は2ヶ月ごとになるようです。
商品が届く
商品はちょうど誕生日ごろに届き、不足分の数千円を配達員さんに支払いました。
業者さんに給付券を送付して終了です。
杏ちゃんは6〜7日でオムツ1パックが無くなります。今回は補助で約1ヶ月分まかなえ、約½パック追加しました。
必要個数は自分で選べるので、今回はオムツを多めに、今回はお尻拭きを多めに…と調整はできます。
オムツの補助を受ける際の注意点
オムツの補助が受けられるというお知らせが自治体から来ることはなく、自分でチェックしておかなければなりません。
なので忘れていたり、情報を知らないとせっかく受けられる補助が受けられなくなります。
また情報が乏しく、申請してすぐに商品が届くのかどうかも分からず、なるべく早く給付を受けられないか、どういう流れで申請するのがベストなのか、考えるのが大変でした。
必要書類が準備できたら、申請に関する手続きはスムーズでした。
また、自治体によって購入できる商品に大きな違いがあるようなので、そこは統一して皆が同じ商品から必要な物を選んで購入できるシステムにして頂いたいと思いました。
これからオムツの補助を申請する方へ
私が住んでいる自治体の補助で賄えるものは、紙オムツ、お尻拭き、ナップのみでした。
この他にもビニール手袋やガーゼ等が賄える自治体もあるようです。
自治体によって補助の内容が違いますので、ここはしっかり確認しておいた方が良いと思います。
あとは手続きには時間が掛かります。
病院や業者さんにも書類を依頼しないといけないので余裕を持って早めに準備しましょう!
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