【大阪府】医療的ケア児の通学支援に介護タクシーを利用する試み

大阪府では、今年度から、医療的ケア児が学校に通う際に、看護師を同乗させた介護タクシーを利用する仕組みを導入している。

 

現在大阪府には、約490人の医療的ケア児がいる。

そのうち、約160人は保護者などの送迎が必要で、送迎手段がない約30人は学校には通えず、教諭の訪問授業を受けている状態だ。大阪府は今年度から、看護師同乗の介護タクシーでの通学支援を5人に試行している。

 

医療的ケア児の通学支援は、「看護師確保が全国的に課題で、利用したくともできない子供が多い」(担当者)という。大阪府の酒井隆行教育長は「全ての子の学びを支えるのが教育の役目。地域差が生じないよう国全体で取り組むべきだ」と話す。

大阪府は、来年度からは希望者全員にこの通学支援を実施する方針だ。

 

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