こんにちは。
先日、こんな質問をいただきました。
子どもたちへの説明って難しいですよね…。
医療的ケアがあることについていじめや偏見をもってほしくないし、かといって軽々しくケアをしてもらうわけにはいかないし…子どもたちが素直なだけにどのように説明したらいいか迷うことって多いと思います。
今回は、そんな『お友達へ病気や症状についてどんな説明をしているのか?』をテーマに、実際に医ケア児家族の方に伺ってみたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
保育園や小学校のお友達に病気や症状についてどんな説明をしてるの?
それでは実際にいただきましたDMを紹介していきます。
case1:saipon.pon0523様より(医ケア当事者→お母様のお話)
全校集会でお話されたんですねー!素晴らしいです!
全校集会で全校生徒の前でお話をする…とても緊張しただろうし、勇気が必要だったと思うし、きっといろんな想いがあったと思います。それでも発信することができたのは母として強い愛だったんだろうなって…お母様の愛情が伝わるとても素敵なエピソードですね。
人間はそれぞれできないことがあったり、苦手なことがあったり、でもそれって全部個性ですよね。できなくても、苦手でも、それは全然悪いことじゃないですし、そんな違いも当たり前に受け入れられるそんな関係であってほしいなーって思います。
case2:peachmilkimo様より(医ケア児ママ)
しっかり伝えることって、とっても大事ですよね!
『お鼻に何つけてるの?』『歩けないの?』子どもたちから直球ストレートに質問されることってありますよね。「障がいがあってみんなとご飯を食べる方法がちょっと違うんだよ」「でもみんなと同じ小学生だよ」って自然と返せることがとても素敵だと思います。
全く同じ人間なんていないから本来『違い』は誰にでもあるもの。子どもたちが「違いがある」って感じるのと同時に、「でも同じであること」も感じてくれたらいいなって思います。
また、ヘルプマークも大人、子ども関係なくもっと世の中に伝わっていくといいですよね。お話を聞いた子どもたちが帰宅して両親にヘルプマークのことを伝えて…そうした輪が広がっていけばきっと、もっともっとヘルプマークの存在を知ってもらうことができます。その一歩になる素敵な行動だなって思いました。
小学校のお友達に病気や障がいのことを知ってもらうために行う取り組み
お友達に病気や症状のことを説明するって本当にデリケートなことだと思います。
病気や障がいがあってもいじめや差別、偏見をもたずに仲良く過ごしてほしい。
違いを認め合って支え合える世の中であってほしい。
ママたちのそんな願いが子どもたちに伝わればいいなと思います。
そんな想いを込めて、アンリーシュでは先日、小学校で道徳の授業のお手伝いをさせていただきました。
テーマは『優しい人になるには?』
障がいがあってもみんなと同じように毎日を楽しく生きている女の子の姿をみて、『違いがあるのは個性で得意や苦手があるのはみんなと同じなんだよ』ということを伝えたいと想いを込めて行わせていただきました。
よかったらこちらの様子もご覧ください↓↓
子どもたちからいただいた感想はどれもとても素敵なもの。とても真っ直ぐに受け取ってくれてこちらの胸がジーンと熱くなりました。本当にやってよかったと思います。この授業はいろいろな方の協力で実現したので感謝でいっぱいです。ご協力いただいた皆様ありがとうございました。
子どもたちに説明をするのはとてもデリケートな話題ですし、どのように伝えたらいいのか迷う医ケア児ママも多いと思います。
このような取り組みがもっと広がっていくことで医ケア児ママたちの負担が少しでも少なくなるといいな…そんな願いの第一歩になりました。
お友達だけじゃない!小学校や保育園、教育委員会へ病気や症状の説明はどうしてる?
小学校や保育園に入学する前に教育委員会や市役所などで医ケア児の病気についてやこれまでの経過を伝えなければいけないこともありますよね。
そんな時は、資料を作っておくと便利です。
最初は作るのも大変ですが、一度作ってしまえば書き足していくだけでいいので今後ずっと使えると思います。コピーして配布するのにも便利ですよね。
アンリーシュでは、めいめいちゃんママが保活の資料についてお話してくれました。
こちらもよかったらぜひご覧ください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、医ケア児ママさんから質問があった「病気や症状のことをお友達にどう説明してる?」というテーマでした。実はこの質問アンリーシュではよくいただいております。それだけ医ケア児ママたちが考えているポイントだということですよね。
これからもアンリーシュではこのような医ケア児家族の声を発信していきたいと思っております。気になることや質問、取り上げて欲しいことなどありましたらぜひお気軽にDMやコメントくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。