第二回 リアルイベント アンリーシュ感謝祭in東京開催!異空間へご招待 ブラックライトスヌーズレンと感謝の想い

先日2024年9月21日(土)に昨年に引き続き、第二回目となるリアルイベント
【アンリーシュ感謝祭in東京】が開催されました!

今回のイベントでは『感謝祭』と題し、普段団体運営でお世話になっている方をお招きし、交流会を行いました。
当日は40名ほどの医療的ケア児ご家族と支援者が集まり、ゆっくりとした時間を過ごしました。

普段オンラインで活動しているアンリーシュにとっては、リアルでお会いし交流できることはとても貴重な機会です。

遠方から駆けつけてくれた運営メンバーや参加してくださった企業さん、準備や司会進行を務めてくださったボランティアのみなさんと和やかな会場の雰囲気の中で、交流を楽しむことができました。

活動報告

アンリーシュ代表 金澤のスピーチ
【団体運営で学んだこと】

アンリーシュを立ち上げるきっかけとなった出来事。
それは、病名不明で医療的ケアが必要な娘「なおちゃん」を出産したことでした。
なおちゃん亡き今でも、活動を続けています。

そして、団体運営を進めるうちに気付かされたこと、それは「娘は寝たきりで何もできない」と思っていた自分は間違っていたということ。

活動の中で出会った企業の方々やたくさんの応援してくださるみなさん、多くの方との出会いを体験する中で「何もできないではなく、娘なりに行動していて、それは確実に世の中に影響を与えている
何より大切なのは、その子がその子らしく行動していくことだ」と気付かされました。

この気づきがあってから代表自身の中で大きな行動指針が確立し、【生きることは行動すること】これが自分の中での信念となったそうです。

「まばたきひとつ、息ひとつしていることも貴重な行動の一つで、その積み重ねこそが
この子が生きている証で、とても素晴らしいことなんだ」と私たちに伝えてくれました。

アンリーシュ代表 金澤裕香

運営メンバーの活動報告

現在のアンリーシュSNSは、医療的ケア児家族によって運営されています。
メンバーからの活動報告では、アンリーシュに参加するきっかけとなった想いや
現在の活動内容をプレゼンテーションしました。

アンリーシュでは、動画・記事・画像などたくさんの方法で毎日情報発信を行なっています。
メンバーそれぞれが想いを持ち、一丸となり一生懸命アンリーシュメディアを動かしています。

日々投稿される記事、動画のひとつひとつに想いを込めて作成を行なっています。
アンリーシュメディアを見てくれているみなさんの心に、この想いが届くことを願っています。

普段オンラインが主体の私たちですが、密に連絡を取り合いながら日々の活動だけではなく、
医療的ケア児家族同士の深いつながりを育んでいます。

医療的ケア児と家族を繋ぐ架け橋となるべく
医療的ケア児育児をしていても「働きたい!」を実現することができる、そんな場所を創っています。

アンリーシュSNS運営メンバー 左:ikuko 右:aiko

 

スヌーズレン交流会

今年のメインイベントでは、まるで異次元の世界にいるような不思議な感覚の癒し空間を演出!
【ブラックライトスヌーズレン】を行いました。

スヌーズレンではさまざまなワークショップも開催され、光る折り紙などの工作や塗り絵などを楽しむことができました。

子どもも大人も、障がいがあってもなくても、
ご参加いただいた誰もが目や耳、体全体で心地よい感覚刺激をたくさん受け、それらを楽しみながらリラックス効果も得られる素敵な時間でした。

普段はオンラインで画面越しでのやり取りがメインの私たちですが、
リアルでお会いしてたわいもない話やバギーや車椅子、医療的ケアの情報交換など、たくさんの交流ができ、最後まで話が尽きることはありませんでした。

スヌーズレンを楽しむ参加者

ご準備いただいたボランティアさんの温かいご配慮のなかで、心地いい時間を過ごすことができました。普段、外出が難しい当事者家族にとって、とても心に残る貴重な1日となりました。

 

参加者の声

Rumi
私は長女と参加させていただきました。

ブラックライトスヌーズレンの不思議な癒し空間に圧倒されました!
娘も終始、目を輝かせて楽しそうに遊んでいました。

普段は画面越しでお会いしているみなさんとリアルにお話ができ、オンラインとはまた違った「繋がりあえる」という感覚を感じながら時間が許す限り楽しませていただきました!

今回は遠方ということもあり、次女は連れて来れなかったのですが、次女にも体験させてあげたかったなと思います。次のリアルイベントは一緒に参加できたらいいなと思っています。

Emi
医療的ケア児の娘との長距離移動は毎回ドキドキするのですが、アンリーシュ感謝祭でみなさんに会えることを楽しみにしていました。

ブラックライトスヌーズレンも初めて体験したのですが、キラキラ光る世界に、光る折り紙や風車など視覚的・感覚的に楽しい時間を過ごすことができました。

また次回のイベントも楽しみにしています。

ボランティアリーダーの声

Aiko
今回のイベントではボランティアリーダーをさせていただきました。
このようなイベントの裏方をしたのは初めてで、事前にどんな情報をお伝えすれば参加者のみなさんが当日楽しく快適に過ごせるのかなど、アンリーシュメンバーにたくさん助けてもらいながら考えました。

当日はボランティアのメンバーも積極的に動いてくださり、とてもスムーズに準備やイベントを進めることができ、初対面の方ばかりでしたが一致団結して、みんなの力でイベントを成功させることができたと思います。
この経験によって助け合いの力の素晴らしさを学ぶことができました。

イベントには夫と娘たちも参加させていただき、医療的ケア児、ご家族のみなさんとの交流もできて素敵で楽しい時間を過ごすことができました。
またイベントの際には今回の経験を活かして自分にできることを精一杯やっていきたいと思います。

 

まとめ

昨年に引き続き第二回目となったリアルイベントですが、私たちメンバーにとってもリアルで交流できるという機会は特別なものです。

普段の外出も人一倍気を張らなければならない医療的ケア児、ご家族にとっては、遠方への外出も大変なことも多いと思います。
にもかかわらず、たくさんのみなさんにお集まりいただき、医療的ケア児ご家族同士の繋がりの場を作ることができ、今回のイベント成功にもひとしおの想いがあります。

これからも誰もが安心して過ごしていただけるようなリアルイベントを開催し、医療的ケア児ご家族同士の繋がりの輪を広げていけるよう、精一杯頑張っていきたいと思っております。

 

【『第一回 アンリーシュフェスin大阪』の様子はこちら】

第一回 アンリーシュフェスin大阪開催!医療的ケア児家族へ届ける癒しの時間と仲間同士のつながりの場所

 

Rumi
ライター:Rumi
アンリーシュ理事として活動。
難病を抱える年子の姉妹を育児中。
長女:クルーゾン症候群 次女:痙攣重積型2相性急性脳症により重症心身障害児(医療的ケア児)
自身のリアルな育児をSNSなどで発信中!
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