2月23日(土)東京都墨田区にある、子供在宅クリニック あおぞら診療所を金澤、竹内で訪問しました。
医療的ケア児をはじめ、重たい病気・障害を持つ子供達は、自宅でも手厚い医療が必要です。
あおぞら診療所は小児在宅医療の最先端として、東京23区と千葉県松戸市を中心に約500世帯の在宅で過ごす子供達の家を訪問しています。
2週間に1度の定期往診と24時間体制の緊急対応のおかげで、たくさんの子供達と家族が、自宅で過ごすことができています。
今回はあおぞら診療所 代表理事の前田浩利先生にアンリーシュ の顧問就任のお願いに行ってきました。
前田先生にお願いした理由
前田浩利先生は私(金澤)の娘の主治医でもあります。
前田先生は、医療のみでなく・教育・福祉を横断した様々な活動を行なっており、家に帰った子供達が地域の中で過ごしていけるようご尽力されています。
- 今医療、福祉の現場はどうなっているのか
- 医療的ケア児の家族が置かれている状況や、それによって求められる情報
など前田先生の日本で初めての小児在宅医として、医療的ケア児を支えてきたご経験と、幅広い知識のお力を借りたいという思いがありました。
こんな事をお話しました
前田先生にはアンリーシュを立ち上げた経緯やなぜメディア事業をやるのか、今後どんな展開を考えているのかをお話しさせて頂きました。
前田先生からは
- アンリーシュの意味は?どうやって決めたの?
- メディアで東京の情報だけでなく、日本全国の市区町村の情報配信しているのは良い
- 何かできることはないか?
など一つ一つ事業についての質問を頂き、協力できることはするともおっしゃって頂きました。
また、前田先生自身が日本の医療が今後どうなっていくのか・それに向かった自分達のあるべき姿を常に考え、普段の往診に加え、国や行政とのやり取り、講演など24時間ではとても終わらない量の取り組みをされている事を聞きました。
「魂を削るようにして活動している」
という言葉がとても印象的で、一人の医ケア児の親として本当に心強い気持ちと同時に、私自身もできる事に取り組んで行かなければならないと改めて感じました。
まとめ
子供在宅クリニック あおぞら診療所 前田 浩利先生に顧問として就任頂く事が決まりました。
これまで「自宅に帰る」という選択肢のなかった医療的ケア児や小児がんのお子さんが 日常的に医療を受けながら地域で生活できるよう活動を続けてこられた前田先生。
医療的ケア児とその家族の情報不足を0にする事を目指しているアンリーシュの活動に対して、見守って頂ける事になったので、引き続き頑張っていきます。
<編集後記>
最後まで読んでくださりありがとうございます。普段はドクターと子供の母親として接することが多い前田先生に、団体の代表として改めてお話しさせていただくのは不思議な感じがしました。これからはアンリーシュの顧問として、そして娘のドクターとしてお世話になります。
ちなみに最近、娘に絵本の読み聞かせをすると、とっても嬉しそうな反応をします。読んでいる私も楽しい時間を過ごしています。