訪問教育とは

(読み方)ほうもんきょういく

訪問教育とは

心身の障害が重度であるか又は重複しており、特別支援学校等に通学して教育を受けることが困難な児童・生徒に対し、特別支援学校等の教員が家庭、児童福祉施設、医療機関等を訪問して行う教育。

訪問教育の概要(試案)「特殊教育」第21号

*原文では特別支援学校等を養護学校等と記載

家庭での教育だけでなく、入所している児童福祉施設や入院している医療機関での教育も含まれています

対象

就学可能であるが、心身の障害の状態が重度であるか又は重複しており、学校へ通学して教育を受けることが困難な児童・生徒が対象とされています。

都道府県等の教育委員会で対象児童生徒について定めた規定がある場合もあります。

また、入学や就学を決定する機関も各都道府県等によって異なります。入学を希望する学校や管轄の教育委員会にお問い合わせください。

教育課程

授業時間

盲学校、聾学校及び養護学校学習指導要領では、

「特に必要があるときには、児童・生徒の実情に応じた授業時間を適切に定めるものとする」

とされており、具体的に時間数が定められているわけではありません。

実際には、各地方自治体で、指導回数(週何回)や1回の指導時間数(1回何時間)等の規定を置いている場合が多いのが現状です。

全国的には、児童・生徒一人について、年間35週、週3回、1回2時間の指導時間数をとっている自治体が最も多いようです。

授業の内容

訪問教育を受ける児童・生徒は重複障害をもつ場合が多いので、重複障害者等に関する特例が適用され、それぞれの子どもの状態に合わせたきめ細やかな指導が行われています。

具体的には、

  1. 各教科及び外国語活動の目標・内容の一部を指導しないことができる。
  2. 下学年、下学部の各教科及び道徳科の目標・内容を指導することができる。
  3. 知的障害のある重複障害者については、各教科又は各教科の一部で、知的障害児が通う特別支援学校の各教科を指導することができる。
  4. 知的障害者である児童生徒又は重複障害者において特に必要がある時は、各教科・領域を合わせた指導ができる。
  5. 重複障害者のうち、障害の状態により特に必要がある場合には、自立活動を主とした指導ができる。(自立活動とは、特別支援学校の教育課程に特別に設けられた障害に対応した指導領域で、子どもたちの個々の障害による学習上又は生活上の困難を改善・克服するための指導)

というように、その児童・生徒の健康状態や障害の状況に合わせた内容の授業が行われます。

訪問教育を受ける児童・生徒は、重複障害をもつ場合が多いので、自立活動を主とした授業が多いようです。

また、行事などを中心に、通学している児童・生徒と一緒に学習して交流するスクーリングを行う時間もあります。

出典

  • 訪問教育の概要(試案)「特殊教育」第21号
  • 盲学校、聾学校及び養護学校学習指導要領
  • 訪問教育の充実と拡大のために 資料 http://zenhoken.com/pdf/2016_teigen_s.pdf
  • 訪問教育に関する実態調査(都道府県・政令指定都市教育委員会対象)についての調査結果報告 国立特別支援教育総合研究所ジャーナル 第2号 2013年3月


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