この記事は、アンリーシュパートナーズ様（毎月定額寄付）の提供記事です。
佐藤由香 様よりご支援をいただき、完成いたしました。
日頃より貴重なご支援を賜りまして、ありがとうございます。
お口のケアは乳歯が生え始める頃からやっておくことが望ましいです。
しかし医療的ケアがあると、いわゆる普通の歯のケアとは異なる部分も出てきます。
お鼻のチューブから栄養をとっているから、口腔ケアは必要ないのではないか？
嚥下が難しいのに、どうやって歯ブラシをしたらいいの？
そんなさまざまな悩みがあるのではないでしょうか？
実は私も医療的ケア児を育てて初めて、「口腔スポンジ」というものを知りました。
今回は病気・障がいがあり、思うように歯ブラシができないお子さんに向けて
自宅でできる口腔ケアの仕方をご紹介します。
目次
自宅でできる口腔ケア
口腔スポンジを使ったケア
口腔ケア用ジェルを使って歯ブラシで磨くこともありますが、ここでは口腔スポンジを使った方法を主に紹介します。
吸引できる歯ブラシ
嚥下が上手ではないお子さんの歯磨き、どうしていますか？
お口の中に唾液が溜まってしまい、なかなかうまく磨けませんよね？
そんな時に重宝するのが『吸ty 吸引歯ブラシ』
吸引しながら歯ブラシが出来る便利なグッズです。
口腔ウェットシート
口腔ケアのウェットシートには色んな味があって、口腔ケアが楽しくなります。
歯間ブラシにも味がついているものもあるんですよ。
大人の歯になるとどうしても歯と歯がぶつかり、その部分が虫歯になりがちです。そんな時は、ぜひ試してみてくださいね！
歯磨き粉はどんなものを使えば良いの？
皆さん、歯磨き粉はどんなものを使っていますか？
普通の歯磨き粉には、研磨剤や発泡剤が入っています。うがいが難しいお子さんにとっては、逆に虫歯や口臭の原因にもなるので気をつけましょう。
オススメは口腔ケア用のジェルです。飲み込んでも安心なので、ぜひ使ってみてくださいね。
口腔ケア商品に関しては、アンリーシュインスタでも紹介していますのでぜひご覧ください。
抜けた歯の保管術
昔は抜けた歯は屋根に投げる……などという風習がありましたが、最近では成長の記録として「乳歯ケース」に保管しているという方も多いのではないでしょうか。
他にも「歯髄細胞バンク」という再生医療という話も聞きますが、これは抜歯後48時間以内という規定があるようです。少し現実的には難しい気もしますが、歯にもいろいろな可能性がありそうで今後の医学の発展が楽しみですね。
乳歯ケース
セリアのコスメケースに入れるも良し、抜けた日を記入できる乳歯ケースにきちんと保管するのもいいですよね。
乳歯をキレイにする方法
抜けた乳歯は、血がついていたり歯肉がついていたり。
このまま保管するのはちょっと……
そんな時は「ミルトン」や「オキシドール」漬けが良いですよ。
ミルトンやオキシドールに漬けておくだけで、すぐに血や歯肉がなくなります。ぜひ試してみてくださいね。
こちらの記事では、いろんなものの保管術を特集しました！ぜひご覧ください。
まとめ
うちの娘は、お口から食べ物を摂取することはほぼ難しい状態です。口腔ケアって必要なんだろうかと思い、口腔ケアをしなければいけないことに、少し面倒くささを感じる時期もありました。
しかし、口腔内の問題は病気の元にもなりますし、噛み合わせにより姿勢や体の力の入れ方にも関わってきます。口腔ケアは、とても大事な事なんだと改めて思いました。
それに口腔シートに味がついていることで、味を楽しめるのでは……と思うようになって積極的に考えられるようにもなりました。
皆さんも口腔ケアが無理のない範囲でできるといいですね。
アンリーシュ運営メンバーとして活動。
兄と妹、真ん中に13トリソミーの医療的ケア児、葵結（あおい）を育てる３児の母。
医療的ケア児を育てながらお仕事を。在宅で出来る活動にチャレンジ中！！
泡の立たない歯磨き粉に変えると、お口のニオイも無くなりました！