【簡単便利な介護食】飲み込むのが苦手な嚥下障害の子どもたちへ

様々な理由で、食べたり飲み込んだりすることが苦手なお子さんは多いと思います。

口蓋裂があったり、摂食嚥下障害があったり…

小さい頃は離乳食を作ったりベビーフードを利用したりしているご家庭も、お子さんが大きくなってきて食べる量が増えたら、だんだん食事の用意も大変になってくると思います。

全てを手作りしていたら本当に大変ですし、成長するとベビーフードでは物足りなくなってくることでしょう。

今日は、そんなご家庭向けに、市販されている介護食や、介護食とはそもそもどんな基準で分けられているのかなどを解説していきます。

ご注意
お子さんの飲み込む力はその子によって違います。まずは試してみて、お子さんに合ったやわらかさを選んであげて下さいね。

新しい介護食の基準

食材をやわらかく食べやすくしてあったり、ペースト状にしてある食事のことを「介護食」と言いい、さらに介護食を形状や食べやすさに合わせて7つの基準に分類したのが「スマイルケア食」です。

また、その中でも高齢者から障害のある人まで幅広く食べやすくしてある食事を「ユニバーサルデザインフード」と言います。

この2つは何が違うかと言うと…基準を作った団体が違うんです!

介護食はまだまだ、新しいジャンルだということですね。そのうち統一基準ができるのではないかと思います。

一応、以下に解説しておきますね。市販の商品は、最近はこの2つの基準に基づいて作られている商品が多くなっています。

スマイルケア食とは

スマイルケア食とは、今まで曖昧だった「介護食」を、食べやすさや形状の基準を設けてわかりやすく分類したものです。

農林水産省が定めたものであり、固形からペースト、ゼリーまで7段階の分類になっています。

スマイルケア食は分類によってマークが定められており、市販の商品もそのマークを見ることによって、どの段階に分類されているかがわかるようになっています。

スマイルケア食とは(政府広報)

ユニバーサルデザインフードとは

ユニバーサルデザインフードは、2003年に日本介護食協議会が提唱したものです。

「噛む力」と「飲み込む力」の違いにより大きく4つに分類され、固形食が基本でペースト食などはここに含まれません。

分類はキューピーのHPがわかりやすいので、そちらをご紹介しておきます。↓

ユニバーサルデザインフードの4段階

レトルトの介護食

では実際に、市販されている介護食についてご紹介していきます。

レトルトの介護食も現在は多く出回っています。「介護食 レトルト」などで検索するとたくさん出てきますよ!

キューピー「やさしい献立」シリーズ

キューピーは、「やさしい献立」シリーズとして介護食を多く販売しています。ネットやドラッグストア、スーパーでも買えますので試しに買ってみてはいかがでしょうか。

キューピーは、ユニバーサルデザインフードの基準に従った介護食を出しています。

ユニバーサルデザインフード基準に合わせて、「容易にかめる」から「かまなくて良い」まで4段階の商品が発売さています。

アサヒグループ食品「バランス献立」シリーズ

アサヒ食品グループの「バランス献立」シリーズも、ユニバーサルデザインフードの基準を採用し、4段階のやわらかさで発売されています。

キューピーもアサヒグループも、高齢者用っぽいデザインではなく、噛む力や飲み込む力が弱い全ての人へ向けたパッケージデザインになっています。

これぞユニバーサル!という感じがして良いですね。

キューピーの「やさしい献立」シリーズと比べるとちょっと割高。

とろみ剤

とろみ剤とは、食品にとろみを付ける商品です。

水分が多いとむせてしまう子も、とろみが付いていれば食べられる場合も多いですよね。

とろみ剤もたくさん存在しますが、メジャーなものだと日清の「とろみアップエース」。スティック状のものから大容量のものまでいくつかラインナップがあるので見てみて下さい。

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(ちょっと文字が怖いと思うのは私だけ?笑)

それから、アサヒ食品の「とろみエール」。こちらには、なんと薄くだしの味が付いた、「とろみエール とろみだしの素」という商品が存在します!

やわらかく茹でたお野菜などにかけるだけで美味しいとろみ食に。すごい発想です。

やわらか食宅配の「やわらかダイニング」

なんと、介護食の宅配もあります。

この「やわらかダイニング」は3種類のやわらかさから選べ、1食あたり700〜800円。冷凍できるのでストックしておくこともできます。

初回は送料無料。

やわらかダイニング

「メディカルフードサービス」のやわらか食お試しセット

こちらも介護食の宅配サービスです。

1食あたり800〜900円と少し割高ですが、平日の15時までの申込みで、在庫がある限り当日出荷してくれます。

お試しセットがありますので見てみて下さい。

メディカルフードサービス

まとめ

いかがでしたでしょうか。

レトルトから宅配まで、いくつかの介護食についてご紹介しました。

今後、介護食も種類が増え、さらに美味しく、見た目も良くなって行くのではないかと思います。

こんな商品やサービスあるよ!という情報がありましたら、コメントもしくはアンリーシュのInstagramやTwitterまで、お気軽にお知らせ下さいね!

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