こんにちは、保育士のみさとです!
2021年4月に開催されたキッズフェスタに行ってきました✨
わたしの感想や感じたことを書きます。少しでも皆さんのご参考になれば嬉しいです。
キッズフェスタ2021 概要
キッズフェスタとは、18歳以下の子ども用の福祉用具展です。今年でなんと20回目。
【タイトル】
第20回 Kids Festa 2021
【開催日】
4/10 (土)10:00~17:00
4/11 (日)10:00~16:00
【場所】
場所東京流通センター 第一展示場
会場にはたくさんの参加者がいました。施設関係の人やご家族が、思い思いのブースでスタッフの人とお話しをされている様子でした。
わたしは施設で働いているので、全てのブースを見て回ってきました!
その中からいくつかご紹介していきますね。
座位保持椅子
たくさんの種類の座位保持椅子がありました。みなさんお子さんに座ってもらい、その子にあった快適な椅子を探していました。
こちらは松本義肢製作所のお風呂チェアー「アクボバスチェア」。
メッシュで通気性が良いので、テラスに置いて日光浴も良いと思いました。また、軽いし折り畳めるので散歩等に持っていくのもオススメです。
こちらは、腰回りや胸元を横にずらすことにより、お子さんの身体の大きさや幅に合わせてサイズが変えられるそうです。
また、ヘッドレストはPandaの製品と入れ替えが可能で、首が不安定なお子さんはヘッドレストを交換して使用できるそう。
歩行器
まだ開発途中の製品もありましたが、スタッフの方の熱意がとても感じられました。
わたしも微力ながら、
- 1人での立位が難しいお子さんでも使用できるように、三輪車みたいな形で椅子がつけられたら良い
- さまざまなお子さんが使用できるように、オプション制だったら選択肢が増えて良いのではないか
といった思いを伝えさせてもらいました。
実現するかは分かりませんが、情報交換が面と向かってできる大事な機会で、嬉しかったです。
スイッチ関係
スイッチのおもちゃや「Baby Loco」など、施設でいろいろ導入したいなと考えながらの見学でした。
iPadでのスイッチやボタンを押して動くおもちゃなど、とっても魅力的なものばかり…!
こちらはノバルス株式会社が出しているコネクティッド・バッテリー(電池)を使用し、iPadにアプリをダウンロードをして、声やタッチなどで電車が走ったり止まったりするおもちゃ。
子どもたちの遊びがグンと広がるなと感じました!
電池で動くおもちゃなら電車じゃなくても大丈夫だそうです。Bluetoothを使用するので、電子機器(iPadや携帯)が必要になりますが…
BaBy Loco。下のピンクの台にポンパやクッションチェアを装着して、手で押すボタンや棒スティックで前後左右自在に動かします。
私が勤めている事業所で導入したことがありますが、その時の子どもたちの、自分で好きなところに行ける楽しそうな笑顔や雰囲気は忘れられません。
朗報です!開発中のBaby Locoのバギー版です。早く開発が進み商品化して欲しいです。
安全で楽しいものが出来上がるといいなと今からワクワクです。
期待しています!!!
その他の展示
他にも、バリアフリーの洋服や食器類、ベッド、車椅子、立位装置などが展示されていました。
どのブースのスタッフの方も、丁寧にたくさんのお話をしてくださいました。
こちらは肘置きです。小学校で使用出来るそうです。
机に取り付けてお子さんが肘を置くことで、リラックスして授業取り組めるとのことでした。色も選べるそうで、お子さんのカラーが出て楽しいなと感じました。
フランスベッドさんのベッドです。1番高くした状態で写真を撮らせていただきました。
とっても可愛いデザインで、お子さんも楽しく過ごせるのかなと思います✨
キッズフェスタに参加して
まだまだ、支援制度や子ども用の福祉機器は少ないのが現状です。
また、呼吸器や車椅子に乗っているだけで「かわいそう」と思われてしまったり、好奇の目に晒されることもあるかと思います。
ですが、キッズフェスタに参加して、当事者の立場に立った開発が行われていることにとても感動しました。
着替えがしやすくおしゃれな洋服をハンドメイドで作っている方もいます。
各々のブースでスタッフの方とお話をして感じたのは、皆さんの「お子さんや保護者のために」という思いがとても強いということでした。
そんな支援の輪がどんどん広がって、障がいのある子供たちが「特別」ではなく社会に出られる世の中にしていきたいなと実感しました。
ご参加された企業の皆様ありがとうございました。
これからもご家族、子供たちのためのより良い商品お待ちしております。