認定NPO法人フローレンスは、日本初の医療的ケア児専門シッター事業「医療的ケアシッター ナンシー」を9/1からスタートさせた。
医療的ケア児の子育てでは、親が片時も子供から離れられないケースも多い。
にも関わらず、利用できるサービスや支援制度は整っておらず、親に大きな負担がかかっているのが現状である。
「ナンシー」の概要
従来の訪問看護では、1回あたりの訪問時間は最大でも90分程度と、親が子供から離れられる時間は短かった。
「ナンシー」は、複数の制度を組み合わせることで、利用者負担額を抑えながら、長時間の訪問を可能に。
最長3時間のお預かり例もあり、その間親は子供の元を離れ、レスパイトやお出かけ、働くなどの時間を確保できるようになる。
また、子供が就学年齢に達すると、保育の枠組みから外れ、今まで受けられていた支援が受けられなくなるなどの問題もあったが、「ナンシー」は18歳までの子供のお預かりが可能。サービスを利用できる年齢が飛躍的に広がった。
利用条件
利用対象
東京23区内在住で、0~18歳までの児童
ヒアリングにおいてお預かりが可能と判断された医ケア児・障害児
気管切開/呼吸器利用児のお預かりも可能です。
親御さんの就労の有無は問いません
利用可能日
月~金(土、日、祝日および年末年始を除く)利用可能時間
9:00~18:00の2,3時間程度
訪問回数
週に2回程度(要相談)利用料
法律の定めに従い算定します。なお自己負担は所得に応じた負担上限月額が設定され、ひと月に利用したサービス量に関わらず、それ以上の負担は生じません。
別途、訪問・利用時間中の移動にかかる交通費や活動にかかる材料費等を実費でいただきます。利用例※世帯年収500万円の場合
利用制度:居宅訪問型児童発達支援、居宅介護
利用頻度:週2回、2時間利用
月額利用料:4,600円 + 交通費