『医療的ケア児家族の挑戦 パートナーズ100名と目指す「子どもの選択肢が広がる未来」』をテーマに、2025年4月16日から1ヶ月に渡り開催しましたマンスリーキャンペーン。
たくさんの応援とメッセージをいただきまして、14名もの方が新たに新規パートナーズ様となり
これからのアンリーシュを支えてくださる体制が整いました。
本当にありがとうございます。
アンリーシュはこれから、新たな挑戦を行なっていきます。
今回はみなさまへの感謝の言葉と、今後のプロジェクトの想いをお伝えしたいと思います。
応援メッセージ
パートナーズに入ってくださった方達の想いは、いつも温かいものです。
この声があるからこそ、アンリーシュは配信を続けることができています。
応援メッセージの一部をご紹介いたします。
Wayプラスプロジェクト
私たちの挑戦はこれからです。
今回のキャンペーン企画は、選択肢が少ないからと、選ぶことを諦めてきた──。 そんな「声なき声」を「仕方ない」で終わらせたくない。 社会と家族がもっと繋がり、さらに理解し合えることができれば、 医療的ケア児だけでなく、すべての子どもたちの選択肢が広がり、 それぞれが自分らしく未来を描けるはず!!という想いからスタートしました。
『Wayプラスプロジェクト』は、社会と当事者家族が互いに一歩踏み出す勇気と、理解し合える場を作ることで、社会と家族を繋ぐ架け橋となり、 すべての子どもたちが、可能性を諦めずに挑戦できるプロジェクトです。
ご家族と社会の架け橋となり、互いの声を届ける活動をスタートします!!
第一弾「I型糖尿病患者交流会に参加しました」
医療的ケア児コーディネーターを看護師という立場で実施しており、大学で講義も行っている田村先生。
その田村先生が中心となり開催した『1型糖尿病患者交流会』に、アンリーシュ代表の金澤が参加しました。

1型糖尿病患者は毎日の注射や血糖コントロールが必要で、周りに理解を得られないことも多く、
孤立しやすい傾向にあります。
特に思春期になると「彼氏にいつ言えばいいのか」「治療が恥ずかしい」など、
問題が深刻化しやすく、過食症や拒食症などを併発することも多いと言われています。
交流会では、
・偏食についてや食事コントロール
・周りの理解を得る難しさ
・自己注射への移行のタイミング などを話しました。
また、学校の準備をするときに利用する「お支度ボード」の紹介もありました。
学校生活では、体育などの時間割によっては、糖質のコントロールが必要であったり、インシュリンの注射針をきちんと出すなど気をつけなければいけないことが多々あります。
子どもたちが自分で管理できるようにするための工夫を説明してくださいました。
ゲームでは、景品のお菓子をたくさん用意しましたが、全て糖質が明記し、糖質が低いものを用意するなどの工夫がなされていました。

左)お支度ボード 右)ゲームの景品
参加者の感想
参加者の皆さまからもたくさんの声をいただきました。
同じ想いを共有できる仲間と繋がり情報交換することで、共に励まし合いこれからも力強く進んでいって欲しいと思います。



まとめ
交流会に参加した金澤に話を聞きました。

当日は、子どもたちと大人とでチームに分かれ、それぞれの時間を過ごしました。子どもたちは、はじめまして同士とは思えないほど、遊びを通じてすぐに打ち解け、笑顔いっぱいに。
その間、大人たちは円になって座り、ゆっくりと心の声を交わし合いました。私は、大人チームのファシリテーターとしてご一緒させていただきました。
最初は少し緊張した面持ちだったご家族も、ぽつり、ぽつりと日々の悩みや葛藤を打ち明けてくださり…。
それに耳を傾け、共に考え、いつの間にか笑い声や冗談が飛び交う場に変わっていく——
そんな時間が、とても印象に残っています。

お支度ボードについて説明する田村先生と当事者ご家族
日々の食事の工夫、学校や地域での配慮、進化し続ける医療デバイスのこと…。
それぞれの家庭に、それぞれの工夫と苦労と、そして家族への深い愛情がにじんでいました。「話せてよかった」「聞いてもらえて嬉しかった」
そんな表情を見て、私も気持ちが軽くなりました。
こんな時間が、もっと広がっていくように。
私も、できることを続けていきたいと改めて感じました。

アンリーシュ運営メンバーとして活動。
兄と妹、真ん中に13トリソミーの医療的ケア児、葵結(あおい)を育てる3児の母。
医療的ケア児を育てながらお仕事を。在宅で出来る活動にチャレンジ中!!