選択肢が少ないからと、選ぶことを諦めてきた──。 そんな「声なき声」を「仕方ない」で終わらせたくない。 社会と家族がもっと繋がり、さらに理解し合えることができれば、 医療的ケア児だけでなく、すべての子どもたちの選択肢が広がり、 それぞれが自分らしく未来を描けるはず!!
『Wayプラスプロジェクト』は、社会と当事者家族が互いに一歩踏み出す勇気と、理解し合える場を作ることで、社会と家族を繋ぐ架け橋となり、 すべての子どもたちが、可能性を諦めずに挑戦できるプロジェクトです。
医療的ケア児ご家族と社会の架け橋となり、互いの声を届ける活動報告です。
今回は『医療的ケア児と考えるto:alla』を開発した丸眞株式会社の開発チーム様が感謝会・座談会を開催!アンリーシュメンバーも参加しましたのでご報告します。
目次
『医療的ケア児と考えるto:alla』感謝会・座談会
感謝会・座談会では、トアラの開発・運営を担う丸眞株式会社様の開発チームメンバー、そして立ち上げに携わったリードユーザー様・連携団体が一堂に会しました。
to:allaを愛するユーザー様も参加し、とても賑やかな感謝会となりました。
ブランド誕生秘話:3年間のリサーチと対話
to:allaは、企業理念と社会課題の接点から生まれました。
始まりは社内ヒアリング。 丸眞株式会社の歴史を振り返りつつ、若手社員も交えて「この会社で何をすべきか」を議論からスタートしました。その中で、「介護・医療・子ども」というキーワードが浮上。
そこからどのようなプロダクトが、人々に喜ばれるかを考えるためにストーリーボードを作成し、ウェブアンケートを実施。集計と分析を行い、ユーザーのリアルな「声」を開発の核としました。

また、現場での「声」を聞くため、福井県のオレンジキッズケアラボ様を見学したり、チア・アート様が企画された特別支援学校でのアート活動にボランティアで参加など、行っていたそうです。
ロゴに込められた「みんなのために」
「to:alla(トアラ)」の名前は、タオルの語源であるスペイン語の「Toalla(トァーリャ)」と、「みんな・全て」を意味するスウェーデン語のアッラ(alla)を掛け合わせたもの。
また、to:allaのロゴの「l」と「l」がタオルのループで「a」と「a」を繋ぐ様子を表し、「誰かと誰かを繋ぐ」ブランドになったらいいなという願いが込められているそうです。

開発が加速化!『丸眞タオルに恋しちゃったんだよ!』
to:alla製品開発の転機となったのは、2022年12月に開催された座談会。
当事者ご家族様からご自身の経験に基づいて作られた『丸眞タオルに恋しちゃったんだよ!』と題した素敵な資料が送られてきたそうです。
特に「マイクロファイバーのタオルで肌トラブルが改善した」という報告で、この素材に注目してやっていこうと決まったそうです。
当事者ご家族も、子ども達のためにタオルを作ろうとヒヤリングしてくださることが嬉しくて、『想いを伝えたい!丸眞さんなら受け取ってくれて、もっと良いものを作ってくださるはず』と思い、資料を作られたそうです。

「色に込められたストーリー」があるのをご存知ですか?
ネイビーカラーのモデルは、ゆうくん・まあくんという双子のお子さま。
ご家族さまより「夜起きて、自分だけ起きてケアしなきゃいけない時にすごく寂しさに襲われる。1人ぼっち感を感じ、そういう時に星空を見るんです」というお話を聞いたそうです。
その話を聞いて、「見守っている星空のようになれたら……」という願いをカラーに込めたそうです。
外に出にくい子どもたちが家の中でも自然を感じられるよう、ピンクは「花」、ベージュは「砂浜」など、それぞれの色に外の情景を合わせており、インテリアに合うよう落ち着いたトーンにしつつ、端っこには鮮やかなアクセントカラーを配色。
「子どもたちがつい手を伸ばしたくなる」ような工夫をしたそうです。

色に込められたストーリーは『to:allaインスタ』よりご覧ください。
キッズデザイン賞受賞!!「スタイ」開発秘話
タオルに続き、発売されたスタイの開発では、「既存スタイの課題」に焦点が当てられました。
着脱の安全性では、スナップボタンやマジックテープが首回りのケア用具に引っかかる危険性を解消するため、「ペタペタクロス」という布自体がくっつく新素材を採用。
サイズ展開も赤ちゃん向けや高齢者向けが多い中、年齢や用途に合い、首回りの調整がしやすい幅・長さにこだわって試作を重ねました。
当団体アンリーシュの岡田もリードユーザーとし、フィードバックをご提出させていただき、首回りのもたつき解消や丈の長さ調整など、現場の声を届けました。
そしてこのスタイは、たくさんの方の試行錯誤が実を結びキッズデザイン賞を受賞することができました。
to:allaスタイの購入はこちら

愛に包まれたブランド「寄付活動の報告」
to:allaの製品は、購入を通じて社会貢献にも繋がっていて、タオル販売収益の一部からNPO法人アンリーシュに寄付されております。
感謝祭・座談会に参加した皆様からは、「肌触りが良く愛用している」「手土産にしたくなる」「子どもの可能性を広げるという目的に共感する」など、温かい感想が寄せられ、トアラが多くの愛に包まれて成長していることが証明されました。
医療的ケア児と考えるto:allaの購入はこちら
まとめ
今回は、企業さまの商品開発がどのように進んでいくのかを知ることができました。なかなか知り得ない商品開発の裏側には、ユーザーを想う気持ちが溢れており、とても温かい気持ちになりました。
このように作る側と使う側がもっと相互に意見を交わすことで、温かい社会が作られていくのではないかと希望を感じました。
これからもアンリーシュは共に社会と家族を繋ぐ架け橋となり、 すべての子どもたちが可能性を諦めずに挑戦できる環境をつくっていきます。

アンリーシュ運営メンバーとして活動。
兄と妹、真ん中に13トリソミーの医療的ケア児あおいを育てる3児の母。
医療的ケア児を育てながらお仕事を。在宅でも出来る活動にチャレンジ中!!

こんなにも意見が飛び交っていたなんて、その期間私たちのようなユーザーのことを考えてくださっていたんだなと思うと、とても嬉しい気持ちになりました。