第一回 アンリーシュフェスin大阪開催!医療的ケア児家族へ届ける癒しの時間と仲間同士のつながりの場所

 

このイベントはタケダ・ウェルビーイング・プログラム2022の助成で実施しています。

先日2023年7月9日(土)アンリーシュ初のリアルイベント、『アンリーシュフェスin大阪』が開催されました!

当日は、線状降水帯の影響で西日本方面が大雨でして…
新幹線が急に運休になりメンバーが一人来れなくなってしまったりと、
天候が心配されましたが、大阪はなんとか雨も降らず予定通り、医療的ケア児ご家族にご来場していただくことができました。

そしてご家族へ癒しの空間や医療的ケア児同士のつながりの場をお届けすることができ、大成功!となりました。

ボランティアスタッフをはじめクラウドファンディングでご支援いただいた方々、そして応援してくださいました皆さん、本当にありがとうございました。

当日フェスの催し

星つむぎの村」さんによるプラネタリウム

会場の天井いっぱいにたくさんの星空や大きな宇宙が広がりました。

普段、見上げているのは天井だけれども、その天井の先にはいつも星が輝いていて広い広い宇宙がある。
そのなかの小さな小さな地球という場所に私たちは生きている。

優しい語りと共にたくさんの星空、宇宙を体験しました。
いち医療的ケア児ママとして、これまでの育児での色々な感情をを思い出したと同時に、
病気や障がいさえもちっぽけなものに感じられました。

私たちの命は広い宇宙に繋がっていて、一人ひとりが大切な存在であること。

今ここで生きている奇跡を感じることができました。

【光は、闇から生まれるんです!】という語りが、とっても心に残っています。

ギフモ株式会社によるデリソフター実演

アンリーシュに協賛いただいているギフモ株式会社さんによるデリソフターでの『やわらか食』の
実演が行われました。
デリソフターは美味しさも見た目もそのままで、出来上がった料理を柔らかくする調理家電です。

医療的ケアや障がいにより、噛む力や飲み込む力が弱く刻み食・ペースト食、色々な工夫を
されているママさんは多いのではないでしょうか。

今回は、「ブロッコリー」「からあげ」「りんごとアイスのスイーツ」の実演・試食を
体験することができました。
びっくりするくらいに柔らかく仕上がっていて、皆さんも興味深々で色々な質問をされていました。

『食を楽しむこと』

『家族がみんな同じ料理を食べれること』

そんな当たり前の暮らしを実現したい。
デリソフターはこれからの介護食を美味しく変えていくことを目指しています。

医療的ケア児ママによるパフォーマンス

アンリーシュフレンズみやびちゃんママがとっても素敵な歌声を披露してくださいました。
楽曲は、『パプリカ』と『ツバメ』です。

手作りのマラカスを皆で作成し、一緒に口ずさみながら参加し楽しむことができました。

身体を動かすことができない子どもさんでも、優しい音楽や楽しい歌には
いい反応を示すことが多いです。

楽しい歌声や楽しい雰囲気をたくさん感じることができたひとときでした。

リアルな仲間との交流

参加家族同士の交流会、『お菓子パーティー』を開催しました。
同じ医療的ケアの家族がグループに分かれ色々なお話しや情報交換をすることができました。

この1年間アンリーシュ を作り上げてくれたメンバーへの表彰も行いました。

普段の生活の中でのちょっとした悩み事から、医療機器について、毎日の医療的ケアを
楽しく彩る雑貨の話など色々なお話をすることができました。

今回のフェスにはパパさんも揃ってご参加いただいたご家族も多く、
パパさんたちも一緒に交流会へご参加くださいました。

普段、他の医療的ケア家族との関わりが、ママ以上に少ないパパにとっては
他のご家庭のパパの子どもとの関わり方、また日々の医療的ケアとの向き合い方などを知ることができるとってもいい機会になったのではないかと思います。

我が家も、家族全員で参加させていただきました。
普段は、ほとんどの医療的ケアを私が担ってきましたがパパもフェスに参加して、
改めて夫婦で医療的ケア児育児について話をしました。

パパなりに色々考えさせられたこともあったようで、フェスの日から子育てにも医療的ケアにも
以前より積極的に介入してくれるようになったと感じています。

参加ご家族からの声

ご参加いただきました医療的ケア児ご家族のみなさんよりたくさんの喜びの声をいただきました。
今回のフェスでの出会いをきっかけに、今後も家族同士の輪が広がっていくといいなと思います。

いただきました感想の一部をご紹介します。

普段気安く出かけることが難しく、色々な制限があって諦めていることも多いなか、
このような機会をいただけて嬉しかったです!
子どもも、初めての経験に目を輝かせていました。
素敵な方々とお会いできて楽しませていただきました。

 

いつもはなかなかお外に出ることもちょっとした気合いが必要ではありますが、
楽しみがいっぱいで当日を迎えました。
会場までの案内や、会場内での過ごし方、他の医ケア児ちゃんファミリーとも接することができ、
とても考えてくださってのイベントだったと感じています。

 

なかなか他の医療的ケア児家族とお会いできることがないので、場所を作っていただき
嬉しかったです。
ボランティアさんに福祉職の方もいていろんなお話が聞けたのでよかったです!

 

ボランティアスタッフからの感想の声

今回は10名以上のボランティアスタッフにご協力いただきました。
準備の段階から事前のミーティングや会場の下見、使用する小物などの寄付。
駅から会場までの道のりやトイレの動画撮影。

当日は会場設営や受付。
駅から会場までの案内やトイレの補助など、参加ご家族が過ごしやすいよう色々なことに配慮してくださいました。

ボランティアスタッフからの感想の声を一部ご紹介します。

医療的ケア児ちゃんと保護者さんが、同じ目線でプラネタリウムを見ている時、
手を握ったり体をトントンしてり、声をかけながら見ている様子はグッときました。
フェスが開催できて良かった!と思った瞬間でした。

 

プラネタリウムが素晴らしかったです。
空間を味方につけた唯一無二な時間でした。
参加者さんたちの笑顔がたくさん見れて、本当に嬉しかったです。

まとめ

今回のアンリーシュフェスにおきましては、アンリーシュ初のリアルイベントということもあり、
準備の段階から手探りでの進行となりました。

準備を進めていくにあたって、バッテリーやコンセントについてや、トイレに関してなど、
さまざまな問題も出てきまして、スムーズに進まないときもありました。

急遽開始させていただきました、『クラウドファンディング』では多くの方より温かいご支援を賜りまして本当に感謝しています。

みなさまのご支援、そしてボランティアスタッフの方々。
多くの方々のお力のおかげで、こうして第一回アンリーシュフェスを大成功で終えることができ、
ご参加いただきました医療的ケア児ご家族様に喜んでいただくことができました。

本当にありがとうございました。

今回のフェスでの経験を念頭におきまして、これからまた色々な地域で第2回・第3回…とリアルイベントを開催し、医療的ケア児ご家族同士の繋がりの輪を広げて行けるよう、精一杯頑張っていきたいと思っております。

また今回アンリーシュフェス開催にあたりましてクラウドファンディングでは、温かいご支援を賜りました。

株式会社 神崎工務店 福岡営業所所長 吉村純一様輝
菅原啓寛様
竹森宏江様

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