「たった1人と向き合うことを大切にする」EAファーマ株式会社の取り組みとは

こんにちは。なおこです。

先日、アンリーシュを立ち上げからずっと応援して下さっているEAファーマ株式会社様に、1年間の活動報告に行ってきました!

お話をすることができたのは、経営企画部 hhc推進グループの渡辺美和子さんと西山寛人さん。

私たちの活動報告だけではなく、EAファーマ様のとても素敵な取り組みについても聞くことができました!

EAファーマ株式会社とは?

EAファーマ株式会社とは、主に胃腸薬などの消化器系のお薬を扱っている製薬会社で、エーザイ株式会社のネットワーク企業でもあります。

経管栄養で使用する栄養剤もつくっているので、医療的ケア児を育てる方にとっては、実は身近な会社かもしれません。

お薬や栄養剤の研究開発、製造、営業、流通などの事業に幅広く関わり、私たちの生活を支えてくれています!

EAファーマ株式会社とアンリーシュとの関わり

以前からアンリーシュの活動をずっと応援して下さっているEAファーマ様。

EAファーマ様には「hhc(ヒューマン・ヘルス・ケア)」という企業理念があり、「就業時間の1%を患者さんやそのご家族と過ごす」という取り組みをされています。

その取り組みの一環で、以前、アンリーシュの代表である金澤が社内研修を担当させていただきました。

関連記事:EAファーマ株式会社様にて「医療的ケア児とその家族の生活」をテーマに社内研修を行いました

研修では、

  • 医療的ケアとは?
  • どんな医療機器を使っているのか?
  • どうやって生活しているのか?

など、患者家族としてのリアルな生活や気持ちをお話ししました。

普段なかなか接点がない「製薬会社」と「患者家族」。

お互いに意見を出し合い、医療的ケア児家族にまつわる社会課題への取り組みを共有した貴重な時間でした。

EAファーマ株式会社の取り組み〜「EA-hhc オブ・ザ・イヤー」について

このように、以前からアンリーシュとの関わりが深いEAファーマ様。

今回伺った際に、すごく嬉しいご報告をしてくれました。

EAファーマ様の社内企画に、「EA-hhc オブ・ザ・イヤー」というものがあり、患者さんやそのご家族に聞いた話を元にテーマを決め、それについての取り組みを社内コンテストのような形で毎年発表しているらしいのです!

それだけでも素敵なお話なのですが、以前金澤が研修を担当させていただいた際に、当時使用していた栄養剤の濃度調整に関する悩みをお話したことがあるのです。

そのことを起点に、EAファーマ様の社内で「栄養剤の濃度調整を自動計算する機能」が生まれ、さらにその活動が「EA-hhc オブ・ザ・イヤー」で表彰されたとのお話でした!

これには、私たちも驚くとともに、本当に嬉しかったです。

実際の栄養剤の濃度調整については、こちらのHPで公開されているのでぜひ活用して下さいね!

患者と向き合うことを大切にする

普段、お薬というのは「製薬会社→医師(薬局)→患者」という流れで私たちの手元に届きます。

なので、製薬会社と患者は、なかなか接する機会がありません。

ですが実際にお薬を使用するのは患者であり、どのような生活の中で何に困っていてその薬を使用しているのかは、人によって大きな違いがあるのではないでしょうか。

今回お話を伺った渡辺さんの言葉で、とても印象に残っているものがあります。

 

渡辺「製薬というものは、症例数がどれぐらいだとか、副作用の確率が何%とか、そういった数字の大きさに惑わされがちです。でも副作用がたった1例しかなかったとして、それは無視していいことなのでしょうか?

その1例、たった1人についてしっかり知っていることで、今後の患者さんへの向き合い方が変わるのではないかと思っています」

 

お話を聞かせていただいたEAファーマ株式会社 hhc推進グループの渡辺さん、西山さん、ありがとうございました!

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