4月3日、東京都中央区の障害者福祉課を訪問しました。
中央区は、アンリーシュが契約しているオフィスもあり私たちの活動の拠点なのです。アンリーシュが生まれた場所です!
今回、ご縁をつないでくださったのは、中央区の区議会議員でいらっしゃるわたなべ恵子議員。
わたなべ議員は以前から金澤と交流をもってくださり、医療的ケア児の家族の声に耳を傾けていらっしゃいます。
中央区の共同事業提案
「中央区をより良い地域社会として将来にわたって豊かに発展させていきたい」という意思のもとで、「区と公的なサービスを担うさまざまな団体が、お互いの特性や役割の違いを尊重し、共通の目的のもとに相乗効果を上げながら、公共的な課題の解決に取り組む活動」のことです。
中央区は毎年、社会貢献活動に取り組む団体から協同事業を受け付けています。
ぼくたちアンリーシュもこの協同事業にエントリーさせていただくことができました。(審査など選考はこれから)
中央区の医療的ケア児への取り組み
中央区が素晴らしいのは、区内の医療的ケア児者の人数や実態調査を行っているところです。また母親へのヒアリングも行い、自立支援協議会で医ケア児支援の連携向けの部会を運営されているとのことでした。
実態調査や医ケア児ママへのヒアリングの情報をもとに、4月から放課後子供発達支援センターを1拠点開所され、地域住民の利用が進んでいるというお話も聞くことができました。
他の市区町村がなかなか実態把握が進まない中、すでに把握し、医療的ケア児者とその家族が住みよいまちづくりに注力されているのがとても印象的でした。
中央区の優先度高い課題
一方で現状の課題についても
- 放課後子供発達支援センターで医ケア児受け入れを拡大したい
- 福祉センターでの看護師数を増やす
ということをお話ししてくださりました。
編集後記:自分の街の役所に行ってみよう!
今回、遠藤課長様やわたなべ議員様とお話しして感じたのは、「地域住民の声を傾聴しようという姿勢」のすばらしさです。
「自分の住んでいる地域や街のここを良くしたい」、「こんなところが生活しにくい」と言ったことがあるならば、一度役所に相談してみるといいと思います。
なにか力になってくださることがあると思います。
恥ずかしながら僕自身これまで、「どうせ言っても改善されないんでしょ?」と思っていました。でも、今回の面会でその考えは大きく変わりました。
直接話すと聞いてくれますし、たくさん教えてくれることもあります。ぜひ一度自分の住んでいる市区町村の役所に行ってみてください。
障害者福祉課長の遠藤様のお話をきくと、中央区民のことをとても大切に考えていらっしゃるのが感じ取れます。
区内の施設にも直接足を運ぶ、現場を大切にする方という印象も受けました。
とても中央区を愛しているお方!