【岡山県】医療的ケア児の退院支援スタート。自治体主導で関係機関連携を目指す

岡山市は、退院後の医療を円滑に受けられる体制づくりを進めている。入院していた病院や自宅に近い診療所、訪問看護ステーションなどが連携。情報を共有し、個々のケースに対応する。2020年度の本格運用を目指す。

 市によると、まず医療的ケア児の病気や家庭の状況などを記すチェックシートを作る。退院前後に地元の診療所の医師、訪問看護ステーションのスタッフ、保健師らが集まってシートを基に情報を共有。役割分担を明確にして支援の方針を決める。市はコーディネーターの役割を担う。

医療的ケア児の多くは出産後、入院生活を経て自宅に帰っていく。

退院する際、訪問看護などの必要な支援を家族自ら探し契約する必要がある事も多く、大きな負担になる。

岡山市では自治体が主導となって、退院ごの支援体制を整えることで家族の負担軽減を目指している。

以前、アンリーシュ で朝霞市のインタビューを行なった際「医療的ケア児の人数が把握できていない」という問題点が挙げられた。

【独占インタビュー】朝霞市の居宅訪問型保育事業実現への取り組み

2019年4月25日

自治体が主導で支援体制をコーディネートする事で、医療的ケア児の正確な人数や現状の把握という面でも大きなメリットがありそうだ。

岡山県の医療的ケア児(0~19歳)の人数は336人。県全体の0~19歳の子供の割合から見ると約0.1%にあたる。

自治体主導で関係機関を繋ぐ支援体制は珍しく、今後の取り組みに注目したい。