日常の医療的ケア[気管切開・呼吸器]

アンリーシュフレンズのかなこさんは、2年前に気管切開を行いました。時には呼吸器を装着しています。
日常的に吸引などの医療的ケアが必要です。

そんなかなこさんは、ミュージカルの舞台に立ちたいという夢を持ちインスタグラムのライブ配信では素敵な歌を届けてくれており、YouTubeでは数々のアンリーシュショート動画に出演されています。

 

今回はかなこさんの日常の医療的ケアについてお話を伺いました。

朝のケア

かなこさんは、睡眠時に呼吸器を装着しています。
朝起きたら呼吸器と気切部分をつなぐ「内筒(ないとう)」を吸引して外します。
外したら、スピーチバルブを付けて、声が出せるようになります。

Yガーゼの交換をします。
交換時に、綿棒を使ってカニューレの周りを綺麗にして薬を塗ります。
ガーゼ交換は、朝と入浴後に行なっています。

カニューレの横に付いているカフの圧が抜けてないかシリンジで確認します。
カフとはカニューレの先端近くにある風船のことです。
カフを膨らませることで期間とカニューレの隙間がなくなります。隙間がなくなることで、

① 誤嚥を防ぐ。

② 空気の漏れを防ぐ
効果が期待されます。
カフの調整は外側からできます。
カニューレは2週間に1回病院にて交換しています。

カニューレ

スピーチバルブ

初めは付けるだけで全然うまく声が出せませんでした。
リハビリのST(言語療法)で練習しました。

かなこさんは1ヶ月くらいで話せるようになったそうです。

スピーチバルブ

吸引

日中は1〜2時間に1回。
夜間は3〜4時間に1回の頻度で吸引しています。
その日の体調により、痰が多い日などは、もっと頻繁に吸引します。

特に夜間は何度も起きるのは大変です。
痰の音や、息苦しさ、呼吸器のアラームで起きています。
吸引カテーテルは、感染して肺炎になりやすいため毎回交換しています。

かなこさんが使っている吸引機

呼吸器の装着

昼食、夕食前と後に呼吸器を装着して30〜1時間過ごします。
その際、スピーチバルブから内筒に付け替えます。
体に二酸化炭素が溜まると呼吸がしづらくなり、頭が痛くなります。意識障害が出てきて、倒れてしまうこともあります。二酸化窒素を定期的に出してあげるために装着します。

その際ヨギボーサポートを愛用しています。

呼吸器装着時の様子

カニューレバンド

バンドは付属のものが付いていますが、止めにくく、合わせるのに時間がかかります。
洗い替えがあった方が清潔なので、自分に合わせたものを手作りしています。

かなこさん手作りのカニューレバンド

気をつけている事

カニューレバンドの交換時や、首周りのケアをする時に、カニューレが抜けないように注意しています。
お風呂の時には、気切孔から水が入らないように気をつけています。

全てのケアは、自分で行なっています。
入院中の指導で私が覚えました。私が意識がなくなったり、熱でできないなどの緊急時の時のために母に指導があり退院になりました。

とお話ししてくださいました。
これだけのケアを全てご自身で行いながらも、ミュージカルの舞台に立つという夢に向かって頑張っておられるかなこさん。
とっても輝いていて素敵ですね!
私たちもかなこさんの夢を応援しています♡

かなこさん、ありがとうございました。

 

 

 

◆ アンリーシュ3周年の節目に「バースデードネーション」を開催しています!
4年目のアンリーシュも応援よろしくお願いいたします♡

バースデードネーション

 

 

この記事が参考になったら、以下のボタンよりシェアをお願いします