【作文】結ばれた絆の先にある希望を信じて 長谷部さちこ

【アンリーシュ作文コンテスト2020】開催中!

こちらのコラムでは、アンリーシュメンバーによる「私たちの絆」をテーマとした作文を連載していきます。

 

結ばれた絆の先にある希望を信じて

長谷部さちこ

 

アンリーシュ のHPでは「はじめまして」になります、長谷部さちこです。今年の春からアンリーシュの運営メンバーとして活動しています。

私は結婚していますが、子どもはいません。アンリーシュに出会うまでは障がいのある子どもと関わることも少なく、「医療的ケア児」というワードすら知りませんでした。そんな私はアンリーシュと出会い、私の世界を大きく広げてもらいました。

少しだけ私の話をさせて下さい。私は生まれて生後5日で私を生んだ母親と離れ、その後2歳8ヶ月まで乳児院で育ちました。その後今の両親に引き取られ特別養子縁組という制度で家族となり、家庭で育っています。私の生物学的母に関しては名前こそ知っていますが、どんな人なのかは知りません。生物学的父に関しては一体どこの誰なのか未だに分かりません。

生まれの経緯を知った時、とてもショックでした。とても悲しく、毎日明日が来るのが嫌で嫌でたまりませんでした。「こんな悲しい境遇ならば生まれてこなければ良かったのに」と思ったことは一度や二度ではありません。

家族を始め、同じ養子という境遇になってしまった人、養子の子に寄り添おうとしてくれる人、養子について研究している人など、いろんな人の支えの中で徐々に落ち着きを取り戻し、思ったことは「それでも、こんな私でも、希望はある」ということでした。

私はどんな境遇だろうと、どんな環境に置かれようと、希望の光を差し伸べてくれる人がいるということを知りました。人は誰と出会うか、誰と絆を深めるかで人生が大きく変わります。

私はたくさんの温かい絆に生かされてここまで生きてきました。

どんな境遇だろうと、どんな環境に置かれようと、希望の光を差し伸べてくれる人は必ずいると感じた経験とアンリーシュが叶えたいと描いている未来に、似たようなあたたかいものを感じました。誰かにとっての優しい希望と光となれるような活動を続けるアンリーシュのお手伝いをしたい、そう思い微力ながら活動を行っています。

絆は縁とニュアンスが似ていますが異なるものではないでしょうか。縁は選ぶことは出来ませんが、絆は選ぶことが出来るものです。こちらから歩み寄ることもあるでしょうし、相手から手を差し伸べられることもあるでしょう。

求め合う人たちがお互いに結んだ絆はとても固いものです。アンリーシュが結ぶ絆がいつか大きな円となることを願って。

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