【作文】「寄り添ってもらえるありがたさ」ミッキー

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こちらの作文は、障がいを持つミッキーさんの作品です。

「寄り添ってもらえるありがたさ」

ミッキー

私は、新生児仮死で産まれた影響で両上・下肢に麻痺が残り、脳性麻痺という障がいがあります。
その影響で、今まで数度の手術を経験しました。

ある術後、主治医も想定していなかったことが起こりました。それは、筋力の低下により、以前より歩行が困難になるというものでした。

しかし、それは一時的であって、リハビリをすれば後に回復すると自分を含め誰もが思っていました。しかし、リハビリを続けても、主治医の思っていたような回復はできませんでした。

その当時の心境は、歩けない、ということよりも、実績や経験のある主治医の看板に泥をぬったという気持ちの方が強く、なぜ自分は周りと同じような術後の経過をたどれないのだろう?と自分を責め続ける毎日でした。

歩けないという現実は、周りや家族からの理解も得にくく、「リハビリをちゃんとやらないからだ」と言われたこともありました。それからは周りと自分を比べては、落ち込んでばかりの日々を過ごしていました。

そんなとき、主治医と話をする機会があり、今の自分の気持ちを伝えました。

黙って全ての話を聴いてくれた主治医は一言「比べられてると思ってるの?先生は比べてないよ」と言ってくださり、 周りの理解が得にくいことにも、「見ていないからそんなふうに言ってるだけで、先生や看護師さんはちゃんとみてるよ」と言ってもらえました。

その言葉通り、主治医は、ありとあらゆることを試してくれたり、落ち込んでるときは、数ヵ月前と比べてこうだよとか、その時その時に応じた声掛けをしてくれました。

目の前のことしか見れていなかった自分にとって、その言葉一つ一つが励みになり、ペースは遅くても、結果がでていないように見えても、ちゃんと実を結んでるんだと、その度に思えてました。

そんな主治医や周りの看護師さんや、リハビリの先生の支えもあり、諦めずリハビリを続けた結果、屋内であれば歩けるまでに回復しました。

あの時に、あの言葉があったからこその今の自分だと、主治医には常に感謝しています。

今でもその主治医は、月に一回、診察をしてくれて、私の悩みに耳を傾け、身体の不調に関しては、痛いね。キツいね、と寄り添ってくれます。辛い時期を一番近くで支えてくれた主治医との絆は、何ものにも変えられません。

このような主治医と出会えた私は、幸せだということを忘れず、これからも自分の障がいと向き合い、自分らしい人生を歩んでいこうと思います。

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